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嵐・松本潤「二股」報道はAV 女優・葵つかさの“売名”じゃなかった! 松潤のキチク行為より被害者の葵が攻撃される理不尽
責められるべきは葵つかさではなく、松本潤
嵐・松本潤のAV 女優・葵つかさとの“二股”スキャンダルが、なんとも溜息をつきたくなるような展開を見せている。
周知のように「週刊文春」(文藝春秋)1月5・12日合併号が報じたこのスキャンダルは、ジャニーズのトップアイドルとは思えない、松潤のキチクぶりを暴露するものだった。
何しろ、結婚間近とまでいわれる恋人・井上真央という存在がありながら、4年間に渡り、葵つかさを毎週のように深夜呼び出し、セックスだけして、タクシー代も渡さず追い返す“性奴隷”の扱いをしていたことが、葵の「知人女性」の証言で明らかになったのだ。しかも、葵が井上真央のことを一度だけ、松潤に聞いたとき、このトップアイドルは「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と彼女を脅したという。
ジャニーズタブーに縛られたテレビやスポーツ紙がこのスキャンダルをほぼスルーしたのは予想通りだったが、唖然としたのはネットの反応だった。長年の恋人を裏切って、女性を性奴隷扱いしていた松潤のキチクぶりに非難の声が集まるかと思いきや、なぜか“被害者”の葵に対して“売名行為”という批判が一斉に浴びせられたのだ。
「松潤を使って売名行為するの辞めていただけませんか」
「知人女性の告白とかいってるけど、どうせ、情報を売ったのは葵。いくらもらったんだ」
「これで大々的に売り出そうとしているんだろう」
こうした批判にさらに拍車をかけたのが13日発売の「フライデー」(講談社)1月27日号だった。同誌では、葵のヘアヌードを掲載、その表紙に「松潤の相手 葵つかさ「衝撃ヌード」」というセンセーショナルな文字が踊った。これを受けて、「早速商売にしたな」「やっぱり売名行為じゃないか」との批判が殺到したのだ。
だが、このグラビア、“売名”とは真逆の舞台裏があったことが判明している。葵の所属事務所エイトマンモデルプロダクションは「フライデー」発売前日の12日のツイッターで、「事務所からのご報告」としてこんな経緯説明を行ったのだ。
〈講談社側から過去の写真を掲載させて欲しいと依頼され、一度はお断りさせていただきましたが、以下2点の条件を守るとの講談社からの返答があり、掲載を許可しました〉
その条件とは事務所として出して欲しくない文字は記載しない、事務所が事前にチェックして意に反する場合には訂正するという2点だったが、しかし「フライデー」は発売前日になって事務所に対し〈掲載しないと約束した文字を出してしまいました〉と一方的にその約束を反故。その訂正を求める事務所に対し、〈「もう印刷してしまったので」の一点張りで〉対応しなかったというのだ。そのため事務所は弁護士を通して抗議、すると「フライデー」は「お詫び文」を送付してきたという。
〈意図的ではありませんが、編集部内の連絡ミスで、その言葉を使ってしまい、結果的に事務所との約束を違えることになってしまいました〉
「フライデー」が全面的に“自身の過ち”を認め謝罪した形だが、しかしどう考えてもこれは「フライデー」の確信犯だろう。つまり、当初事務所側は、所属タレントである葵のヘアヌード掲載のオファーに対し、松潤絡みと警戒しそのオファー断った。しかし執拗な「フライデー」に対し、おそらく“松潤”に関係する記述をしないことを条件に掲載を認めた。しかしそうした約束を「フライデー」は反故にし、事務所がチェックしない“表紙”表記の形で、だまし討ちにしたのだ。
一旦、発売されてしまえば話題性も抜群だし、形だけの謝罪をすれば“問題なし”。いかにも週刊誌らしいやり口だが、こんな事態をもとに“売名”批判されたのでは、葵もたまったものではないだろう。
そもそも、今回の「フライデー」の一件以前に、「葵が“売名”のために松潤を告発した」というのはありえない話だ。
何しろ、葵は前述のように一方的に深夜に呼び出され、関係を持ち、さらにタクシー代さえ払ってくれないまま帰されるという“性奴隷”扱いを4年間も続けていたのだ。もし、売名で告発するなら、もっと早い段階で告発しているはずだ。
さらに「文春」に松潤との関係が報道された後、葵は人前に出られる精神状態ではなくなり、親しい友人とも連絡を絶っただけでなく、1月末に予定されていたサイン会もキャンセルしている。
「『文春』も第二弾で葵の不安定な精神状態のことを書いていましたが、これは事実のようです。『文春』の記事で、松潤の関係が完全に終わってしまったことに相当、ショックを受けているらしい。1月のサイン会だけでなく、2月に予定されているサイン会もキャンセルするとの情報もあります。葵は、AV女優引退、さらには自殺の心配さえさ囁かれるほど追い詰められているようです」(週刊誌芸能担当記者)
これまで、“売名”で有名タレントとの関係を告白してきたグラビアモデルやAV 女優はけっこういたが、どう考えても、葵の行動パターンは、それとは違っている。
また、「文春」の記事では、交際の詳細は葵が相談した「知人のA子さん」の証言という形になっているのに、「実際は葵が情報を売った」という指摘が出ているが、これも違うようだ。週刊誌の芸能担当記者がこう証言する
「たしかに、週刊誌では当事者が証言しているのに、友人や知人の告白というスタイルにすることは多い。ただ、今回の場合、葵が『文春』が積極的にしゃべったとはとても思えない。というのも、もともと『文春』は何カ月も前から、松潤と葵の噂を追いかけていた。2人は2012年に中村勘三郎の通夜で出会ったわけですが、そのときに2人を引き合わせた関係者も突き止め、その周り人間からじわじわと包囲網を狭めていったようです。もし、葵が何かしゃべっていたとしても、『文春』に追いつめられて仕方なく、という可能性の方が高いんじゃないですかね」
実際、「文春」は2人が密会する都内の松潤の自宅マンションだけでなく、松潤を追い、名古屋まで尾行している。そのあと、松潤が東京に戻ってきて、ようやく写真におさめることに成功したというのが経緯だ。葵が情報を売って手引きしているとしたら、こんな無駄な尾行や張り込みはしないだろう。ネットで流通している「葵が売名のために松潤を売った」などという解説は、情報リテラシーのない素人の妄想でしかない。
いや、問題はそれ以前だ。もし、葵が「文春」に何かを証言していたとしても、何を責められることがあるのだろうか。前述したように、葵は4年間にわたって松潤のセフレどころか、“性奴隷”にされていたのだ。毎週、深夜に呼び出され、ろくな会話もないままセックスがすむと、タクシー代も渡されないで追い返される。そして、本命の女性との噂をはじめて知って問いただすと、「殺すよ」と脅される。長い間、こんな目にあわされてきたのだから、恨みに思っても当然ではないか。実名で爆弾告発したって、バチはあたらないだろう。
にもかかわらず、松潤のほうが被害者扱いで、積極的に証言したわけではない葵が責められ、引退寸前にまで追い込まれる。これはどう考えても理不尽だろう。
新聞やスポーツ紙が大手事務所のタレントのことは一切批判せずに、弱小事務所のタレントばかりをバッシングするという不公正な体質をもっていることはいまさらいうまでもないが、実はネットにもまた、同様の構造がある。同じようなスキャンダルを引き起こしても、叩かれるタレントと叩かれないタレントにわかれてしまうのだ。
原因はさまざまだが、今回の場合は、ファン特有の「夢を壊すようなスキャンダルは一切嘘ということにする」確証バイアス的傾向と、社会で広がっているAV女優への差別感情が大きく影響しているのではないか。実際、ネットの書き込みの中には、「AVで汚れた体で潤君に触れないでください」「潤君に性病をうつさないでください」といった、葵への露骨な差別的攻撃も見られた。
実はジャニーズ事務所やタレントたちもこういうAV女優への差別構造を完全に利用している節がある。
「ジャニーズ事務所は所属タレントの恋愛に対しては非常に厳しい管理をしていますが、AV嬢にかんしてはかなりゆるい。それは、事務所も、AV嬢をただの性のはけ口扱いして、AV嬢が何かを証言しても誰も相手にしないだろうと考えているからですよ。伝統的にジャニーズのタレントにAV女優のヤリ捨てスキャンダルが多いのもそのためです」(芸能ジャーナリスト)
現在でも、葵のサイン会キャンセルをネタに、ネットでは“無責任なドタキャン”“雲隠れ”などと相変わらずの葵バッシングが続いている。責められるべきは葵でなく松潤。これだけは、改めて言っておきたい。
(林グンマ)
最終更新:2017.11.15 06:12
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