サブカル(サブカルチャー)に関する話題……本と雑誌のニュースサイト/リテラ
町山智浩を「老害サブカル」と批判したロマン優光をめぐって水道橋博士、春日太一、吉田豪が入り乱れ論戦!
また、今月5日に出演した『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(TBSラジオ)でも、一言目から「どうも、老害サブカルおじさんです」と自虐ギャグ。そして、「昔、自分で決めてたのは、『大人げなんてものは童貞と一緒に捨てたよ』ってしてたんですけど、『さすがにそれはまずいだろ』って言われてるんですよね。『拾ってこい』って言われてるんです。大人げをね」と、語るなど、まさに「大人げ」を取り戻したような対応をしていた。
ところが、これに噛み付いたのが町山の弟子的存在で、同書のなかで町山と一緒に批判されていた水道橋博士。水道橋博士は自分に関する記述については、当初、〈全編に渡って僕が町山智浩さんと老害コンビで登場するので吃驚。もっと酷く書かれていると思ったがほぼ心当たりがあることばかりなので納得してしまった〉とツイートしていたが、後日、別の問題でロマン優光にこう絡んだのだ。
〈ロマン優光の本を今日2度読みしたが、実によく書けていて特に僕のところは感心したし、我が身に振り返って反省もするのだが、仮に『メルマ旬報』執筆者の芝尾さんの話を実名で書いていてたら、只じゃあ置かない。テメェの被害妄想と当たり屋人生に責任をとってもらうよ〉(原文ママ)
ここで名前が出されている「芝尾さん」とは、ゲームクリエイター・作家の柴尾英令のこと(誤字の件に関しては直後に水道橋博士から訂正と謝罪のツイートが投稿されている)。ロマン優光は柴尾英令に関して以前から、彼の映画評論の姿勢に関して批判しており、そのことについて、柴尾英令を自身のメールマガジン『メルマ旬報』の執筆者として迎えている水道橋博士が彼を守る意味をこめて牽制したというわけだ。
すると、博士のこのつぶやきに対して突如、時代劇評論家の春日太一がこんな疑問を呈した。
〈世間に名前を出して文章を書いている限り、なんらかの批判を受けることは当然。そして批判をする場合に相手を「実名」で指摘することもまた当然。それをして、なぜ「注意する」ということに繋がるのだろうか。そこが凄くモヤモヤするのは自分だけでないので、博士さんに説明していただきたいと思う〉
〈博士さんの書かれた、この140字から伝わるニュアンスをそのままに理解して、これを看過してしまうと、「実名を出しての批判」に対する萎縮やタブー視が広がってしまう恐れがある。博士さんは大恩人だけど、こればかりは、ちょっと・・・。おそらく何か別に伝えたいニュアンスがあると思うのですが〉
春日は、表舞台で何らかの表現活動をしている限り批判を浴びることは避けられないわけで、博士はなぜそのような行為を封じる振る舞いをするのか、それは言論封殺ではないのかと主張したのだ。
ここから二人の間でやり取りが始まるのだが、そのなかで出てきた水道橋博士の以下のツイートがまたもや新たな火種をつくる。
〈「サブカル」は町山智浩さんが作ったものだ。その町山智浩さんが今や老害だ。←「そうだ!俺が注意してやらねば」←ボクはその回路に全くなりません。面と向かって言えないことは書きません。それはただ卑怯だと思うから〉
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