産経、読売、フジテレビの女性議員“セクハラ作戦”報道はデマだ! 糾弾すべきは、自民党の女性国会職員に対するパワハラ行為

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「でも、昨日はものすごく混乱していたので、どこかで誰かがそう言った可能性は否定できません。ただ、みんなして『セクハラだ』などと叫んだりはしてない。だって、福島瑞穂さんみたいによく声が通る人が叫んでいたら、それはさすがに気付くと思うから(笑)。基本的にはみんな安保法案に対する反対や強行採決への抗議を口にしていましたよ」

「セクハラ」発言が起こったかどうかは不明だが、少なくとも女性議員たちが口々に「セクハラ」とがなり立てていたということはなさそうだ。産経と読売がこれまでも一貫して安倍政権擁護、野党批判を行ってきた経緯を鑑みても、かなり誇張して記事にし、女性議員批判を煽っているというのが真相だろう。とくに大多数のメディアや世間は、怒りの声をあげる女性を「跳ね上がりだ」と徹底して嫌う。そうした女性嫌悪の心理を当て込んで、あるいは記者自身の感情から、「セクハラ」攻防がミスリードされていったのだろう。実際、このミスリードが効いたのか、ネット上では女性議員たちに対する批判の声が圧倒的だ。

 しかも、今回、抗議を行った「怒れる女性議員の会」は、野党の超党派からなる団体だ。彼女たちは垣根を越えて自分たちから手を結び、立ち上がった。その目的はもちろん、民意を無視し、説明もろくになされていない安保法案を数の力で採決しようとする暴挙を食い止めるためだ。「野党は正しい議会運営を行う義務を放棄している!」と怒る人たちもいるが、それは大きな間違いで、この穴だらけの法案を押し通すことこそが議会を軽視した、民主主義に反する行為なのである。

 それでなくても、国会においては、女性議員の数は男性にくらべて圧倒的に少ない。そんななかで女性たちが徒党を組んでも何もおかしな話ではないが、産経や読売は“野党は女をバリケードに使うなんて卑怯だ”と論陣を張る。すなわち、野党の男たちは女を利用している、と言いたいのだ。

 しかし、「女を利用」したのは、むしろ与党のほうだ。この「怒れる女性議員の会」を排除するために、山崎正昭参院議長は女性の衛視を送りこんできた。衛視というのは議院の警務を担当する職員のこと。野党の女性議員たちのボルテージがもっとも上がったのも、この女性衛視が投入されたときだったという。

「現場は本当にもみくちゃ状態でかなり危険だった。危険な現場とわかっていながら、あえて女性の衛視を送り込んできたことに、女性議員たちから強い抗議の声があがっていました」(前出・政治部記者)

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