トランプのマスコミ排除を批判する一方で…橋下・安倍のメディア圧力を批判できない日本のマスコミのだらしなさ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
trump_170110.jpg
ドナルド・トランプTwitterアカウントより


 日本時間12日未明におこなわれたトランプ次期大統領の当選後初となる記者会見は、予想通り暗澹とした気持ちにさせられる散々なものだった。前日におこなわれた退任演説でオバマ大統領は移民受け入れなどの多様性をもった歴史こそが「アメリカを豊かで強くした」と語ったが、一方、トランプはメキシコ国境の壁建設について「我々は壁をつくる。私は待ちたくない」と宣言。そうした不寛容を肯定するトランプの態度は、今後のヘイトクライムの激化を予感させるものだ。

 そんななかでも注目を集めたのは、トランプとメディアのやりとりだ。

 トランプは記者会見の質疑応答で、ロシアによる大統領選時のサイバー攻撃問題に絡み、ロシアの工作員がトランプの不名誉な個人情報を掴んでいると報じたCNNのジム・アコスタ記者を公然と罵倒。「(質問するのは)おまえじゃない。おまえの組織はひどい。偽のニュースだ」と言い放った。

 このヒステリックな姿勢には、本日放送の『ひるおび!』(TBS)や『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)といった日本のワイドショーでも、「大統領がこんな態度でいいのか」「メディアの役割はウォッチドッグ、権力を監視するのが役割だということを理解していない」などと批判的な意見が飛び出した。宮根誠司でさえ「自分の都合の悪い人には発言の機会を許さない」とトランプの印象を否定的に述べたほどだ。

 たしかに、トランプのあの強権的な態度を見れば、こうした意見が出てくるのは当然の話で、もっともなものだ。しかし、である。わたしたちはとっくにトランプそっくりの為政者を目撃してきたのではなかっただろうか。

 もちろん、それは前大阪市長である橋下徹だ。

 たとえば、2011年のダブル選で勝利し大阪府知事から市長へ鞍替えした橋下は、圧勝した自信からか気に入らない報道や記者の質問に対して激しく攻撃。都構想の行方を報じたABCの記者に対して、ツイッターで〈あの取材記者は「馬」だったのか?確か人間だったはず。ほんと馬の耳に念仏だよ〉と攻撃したかと思えば、囲み取材で教員への国歌の起立斉唱命令について質したMBSの女性記者に激昂し、得意の論点のすり替えや詭弁を繰り出しつつ、「ふざけた取材すんなよ」「とんちんかん」などと26分間にわたって面罵しつづけた。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 2枚目のFAXを封殺、官邸の情報操作
2 稲田夫が籠池と財務局との交渉に同席
3 籠池証人喚問で自民党議員の質問に唖然
4 昭恵夫人付役人から籠池に予算化報告
5 宮古島、石垣島が米中戦争の捨て石に!
6 安倍政権御用ジャーナリスト大賞
7 国税の税務調査を使った報道への圧力
8 安倍首相のオカルト行動を昭恵が証言
9 籠池の依頼で昭恵夫人が口利きか
10 安倍が防大卒業式で軍人勅諭ばり訓示!
11 厚切りジェイソンが日本のお笑い批判!
12 つるの剛士が「親学」の広告塔的役割
13 安倍100万円振込票と長女の目撃証言
14 恵俊彰が田崎史郎を「政権の代弁者」と
15 籠池独占取材した菅野完爆弾会見の中身
16 『夫のちんぽが入らない』の深い意味
17 籠池インタビューから証人喚問を予測
18 松本人志が森友問題から逃げた!
19 安倍応援団の情報操作に騙されるな!
20 日本会議が森友学園をネトウヨと排撃
PR
PR
1籠池独占取材した菅野完爆弾会見の中身
2福島原発事故の主犯は安倍晋三だ!
3小籔千豊「教育勅語は悪くない」は無知
4福島飯舘村からの悲痛な叫びを報ステが
5 昭恵夫人付役人から籠池に予算化報告
62枚目のFAXを封殺、官邸の情報操作
7安倍首相の3.11会見打ち切りの冷酷
8安倍が防大卒業式で軍人勅諭ばり訓示!
9籠池理事長が「安倍首相から100万円」
10籠池理事長の豹変の裏に官邸からの圧力
11籠池理事長が稲田朋美との関係を証言
12安倍100万円振込票と長女の目撃証言
13甲状腺がん「原発と関係ない」に反論!
14教育勅語復活論者の現代語訳はニセ物だ
15迫田、松井、昭恵も証人喚問せよ
16安倍応援団の情報操作に騙されるな!
17“第二の森友学園”関係者を最高裁判事に
18森友で橋下と松井が国の圧力暴露も…
19昭恵夫人の口利きで8千万円の予算が
20田崎が“籠池が稲田にセクハラ”の噂を
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」