豊洲問題で石原慎太郎が「文藝春秋」に責任転嫁の言い訳手記を発表! 一方「週刊文春」は石原とゼネコンの癒着指摘

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 では、石原は何を「重要なポイント」だと考えているのか。まず石原は“知事に就任したときには築地市場の移転は都庁内で既定路線だった”とし、豊洲の土地を所有していた東京ガスとの折衝を〈難儀の末に辣腕のトラブルシューターである浜渦武生特別秘書(後に副知事)にバトンタッチされ、彼と当時の東京ガス副社長の間で縷々交渉が行われてきた〉という。そしていかに浜渦氏に対する期待が厚かったかを滔々と述べ、こうまとめている。

〈以後の豊洲への移転交渉は彼に任せ、結果として仮契約ができた後に議会も裁可した本契約のみという最終的結末を、知事として了承したわけである〉

「重要なポイントを伝えていない!」と憤慨するから何事かと思えば、「秘書の浜渦に一任していたから俺は知らないよ」って……。さらに石原は、〈議会が承服しない案件を理事が知事に上げてくるということは原則としてあり得ない〉とし、それゆえ質問状にも〈私としては端的に「知らぬ」「聞いてはいない」と答えるほかなかった〉というのだ。

 しかし、呆気にとられるのは、このあとだ。

 それは東京都からの質問のなかで“豊洲の土地に土壌汚染が出た際に東京ガスに費用請求しないと約束したか。していたとしたらそれは「瑕疵担保責任の放棄」あるいは「権利の放棄」に該当するおそれがあると考えたか”と問われたことを、このように言及するのだ。

〈この点について私は知事として判断を求められたことがないので、「分からない」としか回答しようがなかったのだが、この点は極めて重要で、この問題の根の深さを暗示していると思われる。これはどう考えても、売り手側にとって格好な条件で、世間一般の取引ではとても考えられることではないだろう。つまり、売った方にどんな不正インチキがあっても後から買った方は一切咎めないということだ。
 この一例を見ても、豊洲問題の大きく暗い背景がうかがえるような気がしてならない〉

 いやいや、あなたがその土地売買における責任者だったんですけど。石原は以前も「これは僕、騙されたんですね。都の役人は腐敗している」などと被害者面をしていたが、一体どの口でこの人は「大きく暗い背景がうかがえる」などと言っているのだろうか。

 この石原の言い分を鵜呑みにする者などいないと思うが、石原が主張するような“ボトムアップ”で意思決定がなされたというのは事実ではないだろう。たとえば、「サンデー毎日」(毎日新聞社)に掲載されたジャーナリスト・鈴木哲夫氏の記事では、都庁の事務方OBがこう証言している。

「はっきり言えるのは、職員は自らの判断で勝手にコソコソと変更したり、契約したりすることは絶対にないということ。上からの指示が降りて、初めて動く組織。今回処分されたのはかなり上の幹部。彼らの“上”となれば、それはもうトップ(知事)周辺しかいない」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

豊洲問題で石原慎太郎が「文藝春秋」に責任転嫁の言い訳手記を発表! 一方「週刊文春」は石原とゼネコンの癒着指摘のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。田部祥太石原慎太郎週刊文春の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
2 トランプ差別発言に有本香と玉川徹が
3 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
4 『永遠の0』は恐い!元特攻要員が批判
5 ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
6 トランプ的どっちもどっち論横行の日本
7 吉永小百合が「9条は変えさせない」
8 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
9 綾瀬はるかが毒ガス製造の元兵士を取材
10 テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
11 葵つかさが「松潤とは終わった」と
12 欅坂46平手欠席の背景にブラック労働
13 寂聴「憲法を汚した安倍は世界の恥」
14 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
15 イノッチが夫婦別姓反対派を一蹴!
16 幹部から新人までほとんどが商売右翼
17 水木しげるが描いた慰安婦「地獄だ」
18 グッディ!土田マジギレ真の原因
19 「不倫学」が教える防止策とは?
20 ローラが所属プロと奴隷契約トラブルも
1吉川晃司が安倍の核禁止条約拒否を批判
2ウーマン村本こそ“最強反戦芸人”だ!
3 Nスペ731部隊検証にネトウヨ錯乱!
4菅官房長官が壊れ始めた!トンデモ会見
5加計幹部が官邸訪問、安倍と下村が
6久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
7綾瀬はるかが毒ガス製造の元兵士を取材
8テレ朝が萩生田に全面謝罪した背景
9高橋洋一ら安倍応援団が特区ビジネス
10市原悦子が語る戦争と安倍政権への怒り
11長崎のメッセージも安倍には届かず!
12安倍応援団が発狂状態でメディア攻撃
13グアム北ミサイルは存立危機事態でない
14安倍は原爆の日も核兵器禁止条約を黙殺
15仲代達矢と桂歌丸が語った戦争体験
16手塚治虫が描いた戦争をいま読み直す
17閉会中審査、小野寺防衛相も隠蔽体質
18トランプ的どっちもどっち論横行の日本
19極右丸出し”日本ファースト”は小池命名
20幹部から新人までほとんどが商売右翼
PR
PR 飲むだけで女性のカラダの悩みを解消!?

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」