AV女優だけでは食べていけない! 制作費が1本10万円? 地盤沈下が続くAV業界の惨状

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
aoisora_01_150829.jpg
近年では蒼井そらなど数々のスターを生み出してきたAV業界も苦しい状況が続き…(画像は蒼井そら『「そら模様」』講談社より)

 雑誌やネットなどのメディアで“AVネタ”は鉄板の大人気コンテンツだ。雑誌では、ヌードグラビアはもちろんのこと、「TV Bros.」(東京ニュース通信社)に蒼井そら、「週刊実話」(日本ジャーナル出版)に瑠川リナと、AV女優による連載も多い。また、ネットニュースに掲載される人気AV女優に関連した記事は圧倒的な閲覧数を誇り、紗倉まなにいたっては、トヨタ自動車が運営する情報サイト「GAZOO.com」に連載をもち、AV女優と世界のTOYOTAがコラボレーションするという衝撃の展開も起きた。

 さらに、最近ではAV男優のしみけんが『ゴッドタン』(テレビ東京)に出演したり、カンパニー松尾監督による映画『劇場版テレクラキャノンボール2013』が1万人を動員するスマッシュヒットになるなど、女優だけでなく、男優や監督にもスポットライトが当たっている。加えて、2014年には、早稲田大学で、ソフト・オン・デマンド、TENGA、MOODYZ、ティーパワーズの4社による合同就職説明会が行なわれたことも大きな話題となった。

 1980年代初頭に、“アダルトビデオ”というメディアが生まれて以来、いよいよ、AVがお茶の間に浸透しようとしている昨今だが、数年前から各メディアで指摘されていたように、その人気っぷりとは裏腹にAV業界は未曾有の不況にさらされている。ここまでなんとかもちこたえてきたが、もうもたないのではないかと噂されているのだ。

 では、業界はどれほどの危機的状態に陥っているのか、細かく見ていきたい。まず、映像ソフトの売り上げを調べてみた。映像コンテンツの主な流通経路としては、レンタル・セル・動画配信の3パターンがあるが、そのうちレンタル市場の激減が著しい。

「JVAレポート」(日本映像ソフト協会)2015年6月号によれば、レンタルの市場規模は08年の3469億円から14年には2103億円まで減少。セルの市場も2832億円から2287億円に下がっているのだが、それにしてもレンタルDVDの規模縮小はすさまじい。その補填をインターネット動画配信の売り上げでまかなえているかといえばそうでもなく、14年の時点でわずか614億円と、動画配信サービス利用者も少ないというのが実情だ。ちなみに、業界全体の売り上げとしては、08年の6301億円から、14年には5004億円まで下がってしまっている。

 では、7年間で545億円減と、1366億円減のレンタルに比べたら健闘しているセルの市場も安定しているかといえば、そんなことはまったくない。この健闘を支えているのは、“タイトル数の激増”という諸刃の剣だからだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

AVビジネスの衝撃 (小学館新書)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

AV女優だけでは食べていけない! 制作費が1本10万円? 地盤沈下が続くAV業界の惨状のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。田中 教裏側の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 山口達也の強制わいせつでマスコミの忖度!
2 俳優・宍戸開が真っ当な安倍批判を連発
3 辺野古警備代7億円水増し請求の裏
4 昭恵夫人がヘイト運動家にメッセージ
5 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
6 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
7 ジャニーズタブーで犯罪もみ消し
8 りゅうちぇるの意見が真っ当すぎる!
9 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
10 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
11 「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
12 下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
13 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
14 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
15 葵つかさが「松潤とは終わった」と
16 原発広告に文化人や芸能人が
17 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
18 たけし独立に沈黙の文春に林真理子が「忖度か」
19 安倍の嘘つきは小学生時代からだった
20 NYTの直撃に山口敬之が卑劣コメント
1林芳正文科相に関する記事の削除とお詫び
2セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
3羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
4安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
5村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
6柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
7下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
8「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
9加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
10財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
11「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
12 俳優・宍戸開が真っ当な安倍批判を連発
13財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
14昭恵夫人がヘイト運動家にメッセージ
15長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
16柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
17田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
18上念司もケントと同様、加計の客員教授
19セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
20高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画