朝日謝罪会見でハシャぐ読売、産経の“トンデモ誤報”集

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
yomiurisankei_01_140912.jpg
朝日叩きで勢いづく読売と産経だが……(上/産経新聞社公式HP 下/読売新聞公式HP「読売新聞へようこそ」より)


 こいつら、恥というものを知らないのか。朝日新聞・木村伊量社長の謝罪会見を見ていて、思わずこんな台詞が口をついて出た。断っておくが「こいつら」というのは壇上で頭を下げていた木村社長や朝日の幹部のことではない。朝日を追及していたマスコミ、とくに読売新聞、産経新聞のことだ。

この日の2時間にわたる会見で読売、産経の記者は全質問の実に4分の1もの数の質問を商売敵の朝日に浴びせ続けた。だが、その質問のほとんどはネットスラングでいうところの“ブーメラン”というヤツだった。

 読売「御社には自発的に物事を検証する能力がないのではないか。自浄能力がないのではないか。そのことを社長はどうお考えか」
 はあ? じゃあ聞くが、渡辺恒雄会長の政界との癒着を放置し、巨人軍の裏金問題や暴力団疑惑にほおかむりし、部数水増しの“押し紙”内部告発を封じ込めてきたオタクの会社に自浄能力はあるのか。

 産経「都合のいい方にねじまげる吉田調書の報道は、慰安婦報道と同じではないのか」
 おいおい、「都合のいい方にねじまげる」常習犯はオマエたちの新聞だろう。産経は今年5月、安倍首相がアジア安全保障会議でスピーチした際、「靖国参拝発言」で会場が「拍手に包まれた」と報道した。ところが、ネットの指摘で拍手があったのは靖国発言でなく「ひたすら平和国家としての歩みを進めてまいります」という発言後だったことが発覚。政治的プロパガンダのために平気で事実をねじまげる体質が失笑をかったのではなかったか。

 別に朝日の肩を持ちたくてこんなことをいっているのではない。今回の朝日の記事は従軍慰安婦の吉田証言も、福島原発事故の吉田調書の記事も明らかな誤報だ。だが、冷静に考えてみてほしい。このレベルの誤報なら会見会場にいたすべてのマスコミがやっていることだ。もちろん読売と産経もやっている。

 たとえば、読売新聞は2012年10月、ハーバード大学研究員の森口尚史氏が「iPS細胞を使った世界初の心筋移植手術に成功」と一面で大々的に報道したが、後に研究の内容も森口氏の肩書きもすべて嘘だったことが発覚した。これなどは吉田証言に騙された朝日とそっくりではないか。

 他にも、宮崎勤事件で存在しない宮崎のアジトを発見したと報道したり、福岡の広域暴力団工藤会のガサ入れ報道で存在しない押収書類をでっちあげたり、まさに誤報の山を築いている。

 また、読売は福島原発の事故報道をめぐっても誤報をおかしたことがわかっている。2011年5月、一面トップで当時の菅直人首相が「海水注入中断」を命じ「震災翌日、55分間」の中断があったと報じたが、これを命じたのは東電の武黒フェローだったことが吉田調書から判明したのだ。しかしこの件について、読売は謝罪はおろか、何の説明もしないまま未だ無視し続けている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

新聞があぶない―新聞販売黒書

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

朝日謝罪会見でハシャぐ読売、産経の“トンデモ誤報”集のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。エンジョウトオルマスコミ産経新聞読売新聞の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 “日本大学のドン”の闇社会、警察人脈
2 安倍政権がデタラメ「働き方」法案強行採決
3 産経が新潟知事選でフェイク野党攻撃!
4 日大アメフト部よりヒドい安倍首相の答弁
5 日大附属アメフト部出身のオードリー沈黙の理由
6 指原莉乃がセクハラをハニトラと
7 高プロ法案の強行採決を許すな!
8 是枝監督のカンヌ受賞作は貧困叩きへの違和感から
9 「本省相談メモ」でわかった森友優遇の理由
10 石田純一「セクハラは今も昔もアウト」
11 幼稚園を突然クビに!理由なき解雇との戦い
12 安倍の加計との面会否定が信じられない理由
13 岩城滉一騒動で「在日」差別激化
14 新潟県知事選で自公候補の“エセ県民党”ぶり!
15 のんが水木しげる全集に「戦争は本当にダメだ」
16 岸井成格が安倍官邸から受けた圧力
17 アムウェイにキラキラ女子が急増中!
18 葵つかさが「松潤とは終わった」と
19 前川喜平が安倍政権の愛国教育を批判
20 安倍内閣が「面会確認困難」の閣議決定
PR 仮想通貨に巨大革命か...仮想通貨だけの経済圏を目指す「マイン」とは?
1安倍が前川前次官の発言をでっちあげ
2岸井成格が安倍官邸から受けた圧力
3安倍の加計との面会否定が信じられない理由
4是枝監督のカンヌ受賞作は貧困叩きへの違和感から
5 安倍内閣が「面会確認困難」の閣議決定
6日大アメフト部よりヒドい安倍首相の答弁
7産経と杉田水脈が政権批判の学者狩り
8安倍政権がデタラメ「働き方」法案強行採決
9 新潟県知事選で自公候補の“エセ県民党”ぶり!
10のんが水木しげる全集に「戦争は本当にダメだ」
11日テレ南京検証番組がネトウヨに徹底反論
12高プロ法案の強行採決を許すな!
13安倍の嘘を証明する文書を愛媛県が提出
14星田、村本、博士がデモ批判に反論
15山本大臣が「加計ありき」で京産大に圧力
16石田純一「セクハラは今も昔もアウト」
17弁護士懲戒を煽動のブログ「余命」の悪質
18「本省相談メモ」でわかった森友優遇の理由
19“日本大学のドン”の闇社会、警察人脈
20『かぐや姫の物語』は#MeTooを先取り
PR 仮想通貨に巨大革命か...仮想通貨だけの経済圏を目指す「マイン」とは?