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文春が新たに「統一教会との癒着」を報じた官房副長官と高市首相の“一心同体”的関係 高市は本当に「統一教会と無関係」なのか
萩生田幹事長代行が統一教会と政権の太いパイプだったことを証明する記述が
萩生田氏は2024年4月、裏金問題で1年間の党員資格停止および党役職停止の処分を受けたが、高市氏は総裁に選出されると萩生田氏を幹事長代行に登用。萩生田氏の処遇に怒り心頭の公明党から連立離脱を突きつけられても、高市氏は「あえての起用」と言い張り、萩生田氏をかばってみせた。つまり、高市首相にとって萩生田幹事長代行は、政権・党運営における生命線にほかならない存在だ。
だが、「TM特別報告書」には、萩生田氏をめぐる重要な新事実が書かれていた。それは、2019年の参院選前にあたる7月2日に、統一教会の徳野会長が自民党本部を訪れ、安倍首相、萩生田氏と面談していたという事実だ。
韓国のハンギョレ新聞(2025年12月29日)によると、徳野元会長と安倍氏との面談は「6回目」で、今回の目的は「安倍首相が推薦する北村経夫議員を我々団体がどこまで応援するか、決意を聞きたかったのは明らかだった」との記述があったという。
しかも、驚いたのが、このとき、安倍元首相と萩生田氏が徳野会長からエルメスのネクタイをもらっていたとされていることだ。ハンギョレ新聞の同記事は、その事実を紹介した上で、報告書に「安倍首相は大変喜んだ」「たった一本のネクタイだったが効果的だった。真のお母様(韓鶴子総裁)への感謝の気持ちを贈り物を通じて感じたと思う」という記述があったことを報じている。
萩生田氏が同席する場で、安倍首相が統一教会幹部らに選挙応援を要請していた──。ここで思い出さざるを得ないのが、2013年の参院選直前にも自民党本部の総裁応接室で安倍首相や萩生田氏、岸信夫氏と、徳野会長ら統一教会の最高幹部らが面談をおこない、安倍首相が教団側に対して自民党比例区候補である北村経夫氏の支援を要請する言葉を伝えたと報じられた件だ。これは2024年9月に朝日新聞がスクープし、安倍首相や萩生田氏らが統一教会幹部らとともに写真におさまっている“面談の決定的証拠”も掲載された。しかし、この朝日のスクープに対して萩生田氏は「写真は自分」と認めながらも、面談の記憶も記録もないと主張。高市氏と同じようにすっとぼけたのだ。
だが、証拠写真が残っている2013年とほぼ同じ面談が2019年の参院選前にもおこなわれていたとなれば、「記憶がない」わけがない。前述したように、萩生田氏はエルメスのネクタイまでプレゼントされていると報告書にあるのだ。
さらに、「週刊文春」(1月15日号)によると、徳野氏は萩生田氏について、こうも報告している。
〈常に連絡を取り合う関係です〉(2020年6月12日)
〈我々と安倍首相との面談を一貫して主導してくれた人物〉(2020年9月11日)
統一教会と安倍首相の面談を主導したのは、萩生田氏だったというのである。統一教会問題を追ってきたジャーナリストの鈴木エイト氏は、安倍政権と統一教会をつなぐ役割を果たしたのが萩生田氏だった可能性があることを指摘してきたが、今回の報告書の記述からも、その可能性はさらに深まったといえる。つまり、萩生田氏こそがキーマンとなり、安倍政権下における統一教会と自民党の「組織的な関係」を取り持ってきた疑いがさらに深まったのだ。
しかも、萩生田氏にかんしては、こんな記述まである。安倍元首相銃撃事件のあと、自民党と統一教会の関係が大きく取り沙汰されたが、その真っ只中だった2022年7月27日、徳野氏は萩生田氏をこのように評価しているのだ。
〈萩生田大臣は、否定もせず、かといって正直に話すこともせず、知恵深くマスコミに答えました。その背後で我々に対しては密かに「私は大丈夫です。何の問題もありませんから心配しないでください。それより今、そちらが大変ですね。ぜひ耐え抜いてください」と激励している人物です〉(前出「週刊文春」)
安倍氏が銃弾に倒れた直後、自民党と統一教会の関係が問題になっている最中にも教団幹部を「激励」していたとなれば、高市政権を揺るがしかねない大スキャンダルだ。もちろん、徳野氏が誇張して報告していた可能性は否めないが、「TM特別報告書」は嘘ばかりの信憑性が疑われるシロモノというわけではまったくない。実際、同報告書では長島昭久・衆院議員が統一教会の元信者だと記載されていたが、長島氏はその事実を認めている。
高市首相自らが要職につけた政権の要でもある萩生田氏が、自民党と教団のパイプ役を果たしたという疑惑。さらには最側近である佐藤官房副長官と教団の癒着問題。ようするに、通常国会において統一教会問題の追及が再び巻き起こる可能性が非常に高い状況なのだ。
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