長谷川豊はとうとう全番組降板も…背後にいた“医療自己責任論”を叫ぶ若手医者グループは逃走

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hasegawayutaka_160921.jpg
長谷川豊 公式ブログ『本気論 本音論』より


 フリーアナウンサーの長谷川豊が、「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」というブログ記事の問題で、10月3日、MCを務める『バラいろダンディ』(TOKYO MX)の番組冒頭で謝罪。さらに、昨日には同番組の降板が発表され、これによりテレビのレギュラー番組がすべてなくなった。

 だが、同番組で行った謝罪内容は「患者の方々、その方々を支えてらっしゃるご家族のみなさま方、関係者の方々を深く傷つける表現をしてしまったことに関しては、全面的に私のミスです」というもので、“表現は良くなかったが、主張自体は間違っていない”と今も考えているらしい。

 しかし、あらためて指摘しておくが、長谷川の主張はデタラメばかりだ。そもそも人工透析患者に限らず生活習慣病と総称される疾病は先天的要因と後天的要因のどちらか一方にのみ起因するわけではないし、経済状況や労働環境など社会的要素や加齢の影響も大きく、同じような生活習慣でも罹患する人もいればそうでない人もいる。ゆえに、「ここからが“怠け者の自業自得”だから死ね」などという線引きは恣意的にならざるを得ない。さらに、生活習慣と疾病の統計的な因果関係を示すことと、臨床の場で個別の患者のケースについて多種多様なファクターを総合的かつ定量的に把握し判断することはまったく別の話であり、後者は事実上不可能である。

 だいたい、不摂生によってなんらかの疾病を患ったとしても、だから治療や救済が必要ないとなるわけがない。この国の憲法では、すべての国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有し、国はその増進に努めなければならないと定められている。そのうえで、個人の病気などのリスクを社会全体で広く分散させる国民皆保険は社会保障の一部であるという認識が貫かれてきた。だからこそ、医療費抑制を名目として健康保険制度に“自己責任”を簡単にもち込むことはできないのだ。だが、長谷川はこうした前提を全部すっ飛ばして、「実費負担が無理だと泣くならそのまま殺せ!」などとがなり立てる。論外だろう。

 もっとも、こうしたありえない暴論に対してはネット上でも批判が殺到し、人工透析患者の偏見助長に対しては全国腎臓病協議会が抗議文を公開、結果として長谷川は前述したように、全番組を降板することになった。

 しかし、今回の問題は、たんに“炎上芸人”が人工透析患者に向かって悪罵を連ねたということではない。実は、長谷川豊の背後には、同じような、「医療費を実費負担できない奴は殺してしまえばいい」という“医療ファシズム”ともいうべき思想をもっている医者たちがいるようなのだ。

 長谷川のブログでは〈ある「人工透析」を担当しているお医者さんと話をする機会がありました〉として、このように記されている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

長谷川豊はとうとう全番組降板も…背後にいた“医療自己責任論”を叫ぶ若手医者グループは逃走のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。アナウンサー人工透析医療宮島みつや長谷川豊の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 韓国ヘイト叫んだ厚労官僚はアベノミクスの旗振り役
2 安倍首相が防衛大卒業式でも自衛隊を道具に改憲を宣言
3 指原莉乃がウーマン村本を「政治語るな」批判
4 NZモスクテロ事件容疑者が日本の「多様性のなさ」を賞賛!
5 百田尚樹『日本国紀』に“Yahoo!知恵袋コピペ疑惑”
6 NGT48暴行問題で山口真帆が謝罪強要を訴えるも運営は無視
7 グッディ!土田マジギレ真の原因
8 ピエール瀧逮捕報道で炎上した深澤真紀は間違ってない
9 安倍首相にマッチョ批判
10 フジ『バイキング』で金美齢が部落差別
11 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
12 マララは社会主義者だった!
13 田崎スシローが望月衣塑子記者を「トンチンカン」と攻撃
14 高須院長〈アウシュビッツは捏造〉問題をマスコミはなぜ報じない?
15 『報ステ』がまた政権批判アナ排除
16 沖縄2紙の記者を警察が拘束する暴挙
17 東山紀之が“反ヘイト本”を出版
18 AKBと電通のシークレット飲み会
19 在日差別に怯え続けた芸能人の苦悩
20 五輪汚職のJOC竹田会長居座りを許すマスコミの電通タブー
1安倍首相が隠した原発事故の責任
2 震災から8年、安倍政権の被災者切捨て
3指原莉乃がウーマン村本を「政治語るな」批判
4田崎スシローが望月衣塑子記者を「トンチンカン」と攻撃
5 電力会社の原発広告復活! 関西電力、九州電力は3倍増に
6ピエール瀧逮捕報道で炎上した深澤真紀は間違ってない
7安倍自民党「公約の9割成果」の嘘を検証
8高須院長〈アウシュビッツは捏造〉問題をマスコミはなぜ報じない?
9『報ステ』がまた政権批判アナ排除
10安倍政権が米ジャパンハンドラーに3億円の寄付
11 安倍が再びバノンから「偉大なヒーロー」と
124人のヘイトデモを大量の警察官が守る異様な過剰警備!
13NZモスクテロ事件容疑者が日本の「多様性のなさ」を賞賛!
14韓国ヘイト叫んだ厚労官僚はアベノミクスの旗振り役
15 防衛省元幹部が新基地建設事業投資ファンドの広告塔に
16酩酊状態にさせ暴行して無罪!甘い性犯罪判決の背景
17参院選出馬説の貴乃花が危険な極右オカルト発言!
18ピエール瀧めぐり松本とたけしが無教養丸出し発言
19安倍首相が防衛大卒業式でも自衛隊を道具に改憲を宣言
20五輪汚職のJOC竹田会長居座りを許すマスコミの電通タブー

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄