声優学校ではスキルよりコネを身につけろ!? 声優キャスティングの生々しすぎる実態を現役プロデューサーが暴露

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 つい最近、『サザエさん』で中島を演じていた白川澄子が亡くなったことで、二代目中島として落合るみが選ばれた。これまで声優の世代交代といえば、このように担当していた声優が亡くなるか、高齢で体力的に厳しくなったことから交代されることがほとんどだった。でも、今はそうじゃない。

『THE IDOLM@STER』や『ラブライブ!』、『うたの☆プリンスさまっ♪』など、男女問わずアイドルものが増え、イベントでも声優が歌って踊るコンサート形式のものが当たり前になってきた。特に、2005年のアーケードゲームから始まり、今年で10周年を迎えた『THE IDOLM@STER』シリーズに関しては、声優の高齢化により、世代交代するのではないかという声もあがっている。

 さらに、先日『タッチ』の南役として知られる日高のり子、『名探偵コナン』の毛利蘭を演じる山崎和佳奈、同じく『名探偵コナン』で鈴木園子役を務める松井菜桜子といったそうそうたるベテラン女性声優が、アイドルユニット「backdrops」としてデビューすることが決まった。本人たちも、まさか平均年齢52歳にしてアイドルデビューするなんて、思ってもみなかっただろう。

 若手の頃は知ってもらうことに必死だが、知ってもらっても、後からは次々と若くて見た目も良く、歌も踊りもできる新人が迫ってくる。芝居だけでなく、歌唱力も磨き、見た目も体力も保ちつつ、新人と一緒にイベントなどのステージに立たなければならないとなると、かなり過酷だ。

 そもそも、声帯はからだの中で一番老化が遅い器官と言われており、声優はいくつになっても少年・少女の役を演じることだってできる。いや、少年少女だけでなく、女性が男性を演じることも、逆に男性が女性を演じることも、見た目にかかわらず、声だけで何者にでもなれる。それこそが、声優の魅力でもあった。しかし、その魅力は徐々に薄れつつあるのかもしれない。もはや、昔のように「役のイメージを壊したくないから顔出しNG」などということは、通用しない世界になってしまった。
(田口いなす)

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