山田優、辻希美、スザンヌ…“炎上子育て”なぜ起きる? 母親幻想の危険

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
enjouikuji_150123.jpg
ピンクの髪にしただけで非難殺到(画像は山田優 Instagramより)


「こんなお母さんヤダ」「これで母親だなんて、どうかしてる」「母親失格だろ」

 ネット上に吹き荒れる辛辣な声の嵐──。昨年9月に小栗旬とのあいだに第一子をもうけた女優・山田優の子育てが、いま、炎上を繰り返している。

 まず、昨年12月に山田が生後2か月の娘を連れて自身の母親とともに居酒屋で食事したことが「女性セブン」(小学館)で報じられると、「赤ちゃんがかわいそう」「居酒屋はありえない」と非難が殺到。1月21日にも山田がピンク色にカラーリングしたヘアスタイルをInstagramにアップすると、冒頭に紹介したような意見が次々に寄せられた。

 だが、このようにバッシングを受けているのは山田だけではない。とくに有名なのは元モーニング娘。辻希美で、「1歳児に食パン与えるとかありえない」「子連れでグリーン車乗車なんていい迷惑」「メニューにウインナーが多すぎる」とその一挙手一投足が話題に。先日離婚秒読みと報じられたばかりのスザンヌも、生後2か月の息子とディズニーランドに行ったことなどが批判を受けている。まさに“炎上子育て”というジャンルが確立されつつあるといってもいい。

 芸能人であるがゆえ注目を集めてしまうのは仕方がないにしても、気になるのは「母親として間違っている」「子育てがなってない」という過剰なダメ出しだ。そして、裏を返せば、「母親はこうあるべき」という強迫が社会に蔓延していることを象徴しているようにも思われる。

 実際、子育てブログや書店に並ぶ子育て本を読んでみると、「自分はダメな母親なのでは?」と悩んでいる人がいかに多いかがよくわかる。たとえば、『産後、つらくなったら読む本』(やまがたてるえ/合同出版)には、がんばりやすぎて誰も頼れず電池が切れそうになっている女性や、良妻賢母だった母親のように家事・育児をこなせず精神的に不安定な状態に陥る女性など、「自分が悪い」と責める母親のケースが紹介されている。こうした悩みは、「母親はかくあるべき」という理想と、「子どもは母親の愛情がもっとも重要」という広く世間に浸透している理論から生まれているのだろう。

 だが、この自明化している「子どもは母親の愛情がもっとも重要」という理論は、決して古くからあるわけでもなければ、すでに覆されている考え方だ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

産後、つらくなったら読む本: ママの心と体が楽になる安心産後ケア

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 共謀罪強行採決もまだ希望はある!
2 加計に利権独占させた安倍政権の手口
3 官邸が文科省前次官の実名証言ツブし
4 阿川佐和子結婚手記に不倫略奪婚は?
5 松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
6 『ゴジラ対ヘドラ』坂野監督の死を悼む
7 国連報告者から安倍に共謀罪批判文書
8 安倍が朝日の加計学園報道をテロ認定!
9 葵つかさが「松潤とは終わった」と
10 共謀罪成立で横浜事件の恐怖が再び
11 室井佑月が共産党に「ネトサポつくれ」
12 江角もハマった恐怖のママカースト
13 報ステ後藤謙次の安倍批判がキレキレ!
14 村上春樹が「歴史修正主義と闘う」宣言
15 室井佑月が共産小池晃と安倍答弁を分析
16 加計学園疑惑に決定打、安倍側近が圧力
17 加計学園総帥が「首相の後ろ盾ある」
18 秋篠宮家の料理番がブラック告発
19 玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
20 スノーデンが警鐘鳴らす日本の監視体制
PR
PR
1報ステ後藤謙次の安倍批判がキレキレ!
2『あさイチ』が基地に苦しむ沖縄を特集!
3松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
4共謀罪が衆院委員会で強行採決の暴挙
5加計学園「総理の意向」文書は本物!
6佐野元春が共謀罪反対「治安維持法だ」
7安倍が朝日の加計学園報道をテロ認定!
8加計学園疑惑に決定打、安倍側近が圧力
9 共謀罪に周防監督らも猛反対の声
10安倍の9条加憲は日本会議幹部の発案
11室井佑月が共産小池晃と安倍答弁を分析
12室井佑月が共産党に「ネトサポつくれ」
13加計に利権独占させた安倍政権の手口
14官邸が文科省前次官の実名証言ツブし
15共謀罪強行採決もまだ希望はある!
17ガンダム“生みの親”が安倍首相批判!
18水木しげるが50年前に書いた文章が発掘
19安倍の改憲で高等教育無償化はまやかし
20国連報告者から安倍に共謀罪批判文書
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」