夫の死後PCを開いたら不倫が発覚、FX負債が遺族にふりかかる…「デジタル遺品」めぐるトラブルが続々

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
digitalihin_01_151205.jpg
『「デジタル遺品」が危ない そのパソコン遺して逝けますか?』(ポプラ社)

「終活」という言葉が使われるようになって久しい。葬儀の執り行い方や、財産分与の方法について、後々遺族が困らないようきちんと自分の意思を書き記しておくことが社会全体で推奨されている。

 そんな状況下、最近、故人のPCやスマートフォンに残されていたデータをめぐりトラブルが続出しているらしい。確かに、これら「デジタル遺品」のデータについては本人にしか分からないようブラックボックス化されているケースも多い。日本セキュリティ・マネジメント学会常任理事にして終活カウンセラーでもある萩原栄幸氏は、著書『「デジタル遺品」が危ない そのパソコン遺して逝けますか?』(ポプラ社)のなかで、自身が出会った実例をあげながら警鐘を鳴らしている。「デジタル遺品」についての取り扱いを誤ってしまったがために、自分の死後、家族を不幸のどん底に陥れてしまうかもしれないのだ。

 萩原氏がまず紹介するのは、「愛妻家」で知られた夫(仮名:徹)の死後、知らない方が幸せだった事実を「デジタル遺品」から知ってしまったエピソードだ。

 一ヵ月に一度は近場の温泉へ、そして半年に一度は遠くへ旅行に行くほど仲の良かった夫婦。しかし、夫は急な心臓発作で他界。遺品の整理も手につかぬまま時が経ち、萩原氏に遺品整理の話が来たのだという。というのも、奥さん(仮名:雅子)は大の機械オンチ。でも、パソコンのなかに入っているはずの旅行の写真を取り出したい。そこで萩原氏は「デジタル遺品」となったPCを開くことになった。

 すると、そこには怪しげなフォルダが……。そのタイトルは「シークレット」。

〈それにしても、よりによって「シークレット」という名前をつけるなんて。徹さんは、自分以外にパソコンを操作する人はいないからと油断したのでしょうか。
 フォルダを開くと、そこには「写真」と「旅先データ」というファイルがありました。「自分でやってみます」と雅子さんがまず「写真」のファイルを開いてみると……見知らぬ女性が写っている写真が何枚も、中には徹さんがその女性の肩を抱いて一緒に写っているものもあったのです。後ろには、何やら見覚えのある風景が……。
「何なの、これは! 私と一緒に行った場所じゃないの!」
 たしかに、先ほど見た雅子さんとの旅行写真とほぼ同じ。なぜなのか、その理由は「旅先データ」ファイルを開くとすぐにわかりました。そこには、雅子さんと一緒に行った時に得た、旅先の情報が書かれていたのです。たとえば、「○○温泉。泉質は硫酸塩泉で、美肌効果あり。R美には、その説明を忘れずにする」「『▲▲そば店』は店の雰囲気がいまいち。『○○そば』のほうが味もいいらしいから、R美はそちらに連れていこう」というように。
 そう、徹さんにとっては雅子さんとの旅は、不倫相手のR美さんと旅行するための「下見」だったのです〉

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

「デジタル遺品」が危ない: そのパソコン遺して逝けますか? (ポプラ新書 は 3-1)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

夫の死後PCを開いたら不倫が発覚、FX負債が遺族にふりかかる…「デジタル遺品」めぐるトラブルが続々のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。あるある田中 教護身術の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
2 「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
3 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
4 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
5 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
6 たけし独立に沈黙の文春に林真理子が「忖度か」
7 キムタク・マツコ共演の裏で中居が…
8 長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
9 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
10 上戸彩とHIRO離婚危機報道の裏!
11 安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
12 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
13 AKB48「Teacher Teacher」に批判の声 
14 セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
15 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
16 コムアイが明かした社会的発信への葛藤
17 安倍の嘘つきは小学生時代からだった
18 加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
19 首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
20 財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
1セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
2首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
3首相秘書官「本件は首相案件」
4羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
5安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
6村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
7 安倍が「こんな人たち」につづき「左翼は人権侵害が平気
8柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
9「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
10加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
11財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
12柳瀬秘書官、安倍、加計が一緒にゴルフ
13財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
14「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
15柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
16長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
17田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
18下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
19上念司もケントと同様、加計の客員教授
20セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃