安倍政権と一体の極右団体・日本会議が安保法制を推進した目的とは? 自衛隊員の靖国合祀で“戦前・戦中体制”に…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
senzenkaiki_151006.jpg
『戦前回帰 「大日本病」の再発』(学研マーケティング)

 安倍晋三首相が9月25日の会見で「戦後以来の大改革を成し遂げる、歴史的な国会」と振り返った安保法制。国会審議のなかでは、アメリカ政府による意向や、軍需産業を担う経団連との癒着などが指摘されてきた。しかし、国会では一言も触れられなかったが、安保法制にはもうひとつ、“宗教右派政治団体”からの要望を安倍政権が反映させたという見方がある。そう、日本会議や神社本庁といった“国家神道勢力”のことだ。

 国内マスメディアではまず取り上げられることはないが、安倍内閣のメンバーのほとんどは、日本会議の下部組織である日本会議国会議員懇談会や、神社本庁を母体とした神道政治連盟国会議員懇談会に所属している。その課題は、いわゆる「東京裁判史観」の否定や憲法改正(「自主憲法制定」)だが、彼らの究極の理念が「国家神道」や「国体」思想に酷似していることは、仏「L’Obs」など欧米紙からも指摘されている。

 この“国家神道勢力”と安倍政権の関係について、歴史資料などを用い、客観的かつ実証的に点検したのが、9月に発売された『戦前回帰 「大日本病」の再発』(学研マーケティング)だ。著者の山崎雅弘氏は多数の著書をもつ戦史・紛争史研究家である。

 同書はまず、日本が世界に類を見ない特別な国家だとする「国家神道」の思想が、「お国のため」という形での献身と犠牲を全国民に事実上強制したことについて、当時の言論状況や日本人の意識を紐解くことで再検証する。そして、客観的・合理的視点を失った、その傲慢で夜郎自大的な精神性を「大日本病」と規定し、日本を未曾有の破滅に導いたことを確認した上で、戦後も温存されてきた国家神道勢力と安倍政権が価値観を深く共有していることを、実例を交えて論証、現代日本で「大日本病」が再興しつつあるという事実を示す。

 とりわけ注目すべきは、この国家神道勢力の政治目標が、安倍政権下で次々と成就、あるいは達成へ向けて動いていることだろう。日本会議はHP上で、第一次安倍政権下での教育基本法改正は「長年の国民運動の甲斐」だと胸をはるが、他にも同会が掲げる具体的目標の例を挙げると、たとえば「国の安全を高め世界への平和貢献を」という項目にはこうある。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

戦前回帰

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 稲田が自衛隊と米空母の訓練を秘密に
2 安倍政権の独裁国家並み情報隠蔽やり口
3 講演で稼ぐネトウヨ文化人のビジネス
4 室井「安倍を倒せ」に山本太郎の答えは
5 自衛隊とカールビンソン共同訓練の裏
6 オザケン父と息子の鋭すぎる権力批判
7 「週刊女性」が「共謀罪」を大特集
8 ガンバ大阪「ナチス旗」問題を取材検証
9 星野源が大衆ウケするようになった理由
10 玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
11 エイベックス役員がグラドルに強姦未遂
12 国谷裕子がクロ現降板の舞台裏を告白!
13 中川俊直不倫醜聞は自民党の体質に原因
14 秋篠宮家の料理番がブラック告発
15 りゅうちぇるの意見が真っ当すぎる!
16 池上彰が朝日叩きとネトウヨを大批判
17 グッディ!土田マジギレ真の原因
18 ペギー葉山が遺した安倍政権批判の言葉
19 星野源の“壮絶”闘病生活
20 今村復興相がまた記者の質問を打ち切り
PR
PR
1玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
2自民が森友追及され逆ギレ強行採決
3オザケン父と息子の鋭すぎる権力批判
4「週刊女性」が「共謀罪」を大特集
5ペギー葉山が遺した安倍政権批判の言葉
6安倍が北朝鮮危機煽りつつ桜を見る会
7キノコや筍を採るだけで共謀罪
8室井「安倍を倒せ」に山本太郎の答えは
9講演で稼ぐネトウヨ文化人のビジネス
10森友国有地取引で財務省主導の証拠が
11加計学園総帥が「首相の後ろ盾ある」
12安倍政権が関東大震災・朝鮮人虐殺を
13「共謀罪」にアジカン後藤らが反対の声
14北朝鮮危機の最中に安倍はフィットネス
15稲田が自衛隊と米空母の訓練を秘密に
16 高畑勲が安倍を止められない苦悩を吐露
17有村治子議員がNHKに言いがかり
18三回忌を迎えた愛川欽也を偲ぶ!
19昭恵夫人のサミット機密漏洩に新証拠!
20安倍政権が自衛隊の対北武器使用指針
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」