涙は男の武器だ! 女子がもっとも萌える男の泣き顔はどれ?

2014.07.21 05:00
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『恋とはバカであることだ』(リブレ出版)

 日本中が大騒ぎとなった野々村竜太郎元県議の号泣会見。そのあまりの泣き喚きっぷりに、視聴者からは「みっともない」「コントかと思った」「早く辞めてほしい」と非難轟々だった。

 しかし、なかにはそんな野々村氏の泣きっぷりに萌えている女性もいるらしい。「だんだんクセになってきた」「ダメっぷりに母性が刺激される」などの感想から、ネット上でも「可愛い」「ギャップ萌え」といった声があがっている。何がクセになるのか、どこが可愛いのか、何とのギャップなのかは不明だが、とにかくそういう声もあるらしいのだ。

 まあ、さすがにあの泣き方では萌えないという人でも、W杯で敗退し、悔し涙を流す日本代表選手たちや、ドラマやアニメで泣く男子を思い浮かべてみると、キュンとするという人は少なくないだろう。そんな男の泣き顔好きにはたまらないBL『恋とはバカであることだ』(おげれつたなか/リブレ出版)が発売された。本書には、タイプの違う泣き虫男子たちがたくさん登場するので、そのなかから萌える泣き方を紹介してみよう。

 まず、定番は一度も泣いたことがない人の泣き顔だろう。「外面だけは王子様♥」に登場するのは、外面だけは完ぺきなのに、中身はオレ様な潤也と、幼い頃からそんな潤也に奴隷のように扱われてきた“ツンツン”の秋。秋は、潤也が散々コキ使っても、カッとなって怪我をさせても、一度も泣いたことがなかった。しかし、モヤモヤする自分を抑えきれなくなった潤也がいきなり迫ってきたとき、はじめて感情を露にする。泣きながらボコスカ殴り、抵抗するのだ。そして放ったひと言が「まだ…好きとか、言ってないじゃん」というかわいすぎるもの。いつもはツンツンとしている男が真っ赤な泣き顔でこんなセリフを言えば、たしかに男でも萌えてしまうかもしれない。

 年の差カップルだからこそ、お目にかかれる“年下泣き”と“年上泣き”というのもある。「恋とはバカであることだ」では、20歳でノンケの大学生・佐山と、12歳年上のカフェ店員・真木の恋模様が描かれている。どんなことにも動じず大人の余裕を見せる真木に対して、年下コンプレックスを刺激される佐山。不安に駆られた佐山は、思わず後ろから抱き締め、真木の肩に顔を埋めて泣いてしまう。そして、「真木さんはほんとに俺のこと好きなの?」と不安な気持ちをそのまま吐き出すのだ。これは、年下男子だからこそできる、かわいらしさ全開の泣き方だろう。

 それにつられたのか、大人なはずの真木のほうも涙をこぼす。しかも「好きになったのもお前がはじめてだよ」と、まるで子どものように袖でごしごし顔をぬぐいながら。そればかりか「お前がモテるって聞いたから、心配で見にきたんだよ」と大学まで押しかけて泣いたりもする。余裕綽々で、何でもできる大人だと思っていた年上の相手が、自分の目の前でふてくされて泣いているところを見たら、対等になれた気がしてうれしくなるのではないだろうか。

 オラオラ系の泣き顔も、意外といい。「泣けないうそつき」の主人公は、好きな人の理想の男になるため、泣かないと決めた健気な元ヤンの高校生・瀬川だ。瀬川は、一目惚れした同級生の真中がマジメで潔癖なため、元ヤンであることを隠し「いい子」を演じている。その努力が実り告白をOKしてもらえたときは、うれしくて泣いてしまうのだ。オラオラ系だが意外と涙もろいのである。しかし、真中に「泣くな」ととがめられたため、二度と泣かないと決めるのだ。その健気ぶりには、読んでいるこちらが泣けてくる。元ヤンだったことがバレて別れ話を切り出されたときも、ふるふると震えながら、必死に泣くのをガマンする(といっても、目に浮かぶ涙は隠きれていないのだが)。

 しかし、本性がバレてからは、すべてをさらけ出す。胸ぐらをつかみ、超至近距離で「好きに決まってんだろ…!バカ野郎」と言いながら、ボロボロ涙をこぼすのだ。オラオラ系の泣き顔は迫力満点だ。泣きながらもまっすぐ見つめてくる視線には、逸らすことを許さない強さがある。オラオラ系で口は悪くても、「ちくしょお~~~~~~すきだっ…」と盛大に泣く姿には、圧倒されてしまう。

 男の泣き顔が好きな人は、Sっ気のある人だけでなく、だめんずに引っかかりやすいタイプも多いらしい。“涙は女の武器”などと言われてきたが、使い方によっては男の武器にもなるのかもしれない。
(田口いなす)

最終更新:2018.10.18 04:27

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