西原理恵子が高須院長と「朝鮮人絶滅」を叫ぶ犯罪的ヘイトデモを応援…パートナーに引きずられたではすまない責任

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上・高須克弥Twitterより/下・西原理恵子Twitterより


 昨年末から、漫画家の西原理恵子が「ヘイトデモに声援を送っていた!」などとして、ネットが騒然となっている。

 言わずもがな西原といえば、私生活をさらけ出しながらさまざまな物事に噛み付くエッセイマンガ等で知られるベストセラー作家。その作風は「無頼派」「反骨」「弱者の味方」などと褒めそやされるが、一方で、極右思想やナチズムの肯定、歴史修正言辞を振りまくにつれ、「西原はいったい高須の極右趣味をどう思ってるの?」と少なからぬ人が疑問に感じてきた。

 そんなか、昨年12月30日から、“西原が高須院長とともに差別排外主義を振りまくヘイト運動を応援していた”なる情報がTwitterなどで拡散された。たしかに、西原は高須院長と一緒に、同日、東京・原宿駅前で行われていた差別主義者による街宣の現場にいたことを本サイトも確認した。

 この街宣は在特会などが協賛したもので、告知によると「日本共産党抗議街宣活動」との名目で行われた。主催側から撮影されたと思われる動画がSNSにアップされているが、参加者たちの発言は、ここで紹介するのも憚られる剥き出しのヘイトだった。

 動画では、ヘイト主義者たちが日の丸の旗を掲げて、「コリアンテロリスト!」「ウィーヘイトファッキン朝鮮サラン!」などと連呼。さらに「朝鮮人は出て行けー!」「命あると思うなよコラ!」「敵国人である朝鮮人は共産党と一緒に根絶やしにするしかないんですよ!」とがなりたて、「朝鮮人と共産党を絶滅せよー!」などとコールしていた。国籍・民族を一括りにして「出て行け」「根絶やしする」「絶滅させる」「命があると思うな」と殺害を予告、虐殺を煽動する完全なヘイトクライムだ。

 そしてそこには、こんな場面が収められていた。ヘイト集団の街宣中、参加者がトラメガで「高須先生が来てくれてるんですよ! ありがとうございます! 高須先生! ありがとうございまーす!」と感謝を呼びかける。事実、高須院長は、道路を挟んで街宣を見ており、楽しそうに携帯電話で写真まで撮っていた。

 そして西原はといえば、撮影する高須院長の隣で、ニコニコしながらヘイト連中を見つめていたのだ。

西原は高須院長を見守っただけか? 自らも従軍慰安婦バッシング

 実は同じ12月30日、高須院長はそのヘイト街宣の写真をTwitterにアップ、自慢げに〈ナショナリストのデモに声援を送るかっちゃん〉との文言を添えていた(のちに削除したが、1月6日現在も自身のブログに写真を掲載している)。ヘイト街宣に声援を飛ばす高須院長の極右ぶりについては、本人も「ネトウヨ」を自認しているようにいまさら驚くまでもない。

 だが、西原はどうか。「朝鮮人」の殺害まで予告するような輩を間近にして、嫌悪感を示すわけでもなく笑顔で見ていた。その様子から推察するに、ヘイト集団に賛意を示す高須院長を諌めたとは考え難い。

 そうした状況を考えると、西原もまたヘイトに加担していると人々から受け取られても仕方ないだろう。実際、街宣の動画がTwitterで広まると西原に対する批判が相次いだ。当然だ。もし、ヘイトの現場にいて、声援を飛ばした高須院長を諌めもしなかったのならば、西原自身もそれに乗っかっているのと同じだからだ。

 西原についてはこれまで、「高須院長は完全なネトウヨだけど、西原の思想は別だ」などと擁護する向きが一部であった。実際、高須院長によれば、西原から「私は漫画で食ってるんだから、そんなに旗色をはっきりされると困るんだけど」と怒られたことがあったという(「正論」2015年12月号/産経新聞社)。

 また西原は、実は2016年12月にもTwitterユーザーから〈在特会のイベントに参加したとの情報は本当でしょうか?〉と質問されて、〈デート中、人だかりしてるとかっちゃんが写真撮って後でみたら大変。参加してません。心配かけてすいませんでした〉と返信していた。そう考えると、今回も西原は「ヘイトに参加していたわけじゃない」と弁明するかもしれない。

 しかし一方で、高須院長に対して怒ったというのも単に「漫画が売れなくなる」という理由だし、上記の返信ツイートも「参加していません」というだけで、直接ヘイトを批判したのではない。また、高須院長との日々を主題にした西原の漫画作品のなかでも、高須のむき出しの差別主義やナチ肯定に対する批判が皆無なのはもちろん、“反ヘイト”や“反差別”を表明しているのも見たことがない。

 さらに言えば、西原自身、日本軍による元慰安婦を貶める作品を開陳している。2014年、「週刊新潮」(新潮社)での連載のなかで、西原はこんなふうに書き散らしていた。

〈これからも従軍慰安婦はもりもり増える〉〈もうすぐ韓国の人口を超えるね〉〈本気で勝ちたきゃ相手の10倍も20倍も品性下劣にならんと〉〈で日本人そーゆーケンカ向いてないから中国韓国に永遠に言われ放題〉〈100年後 南京大虐殺は中国全土大虐殺になり 300億人超えする〉

 まさに荒唐無稽なネトウヨ的言辞の典型だが、これも高須院長との交際が始まって以降のものだ。こうした事実を考慮してもやはり、西原はすでに、高須院長に引きずられるかたちで、ヘイト容認やネトウヨ思想に片足を突っ込んでしまっているのでないか。

犯罪的差別に加担するパートナーを見て見ぬふりする西原の責任

 もちろん、恋人だからといって西原が高須院長と主義主張まで同じになっていると決めつけるつもりはない。しかし、繰り返すが、人種差別に賛同し、ナチ肯定やトンデモ歴史修正主義を日々ぶちまけている高須院長のすぐそばにいるにもかかわらず、現実として西原は、それに批判的な姿勢は全くといっていいほど見せようとしない。もし、主義主張が同じでないとしたら、恋人の顔色を伺って口をつぐんでいる、あるいは高須院長のネトウヨ脳に無意識に適応している。そうとしか思えない。

 西原理恵子という作家はどんな権威に対してもズバズバ切り込んでいく「反骨」の人間、そう、少なからぬ読者は思っているかもしれないが、実際には、自己周辺の空気を過剰なほど読んで、とりわけ身近で愛する(愛してくれる)人に対しては、ある種、自己防衛的に見て見ぬふりをしてしまう。そういうタイプなのかもしれない。

 しかし、いずれにしても、これは差別問題なのだ。恋人の政治的立場に対して言及しないとか、そういうレベルの話ではない。人種や国籍を一括りにあげつらって、社会から強制的に排除しようとし、ましてや虐殺まで煽動する。その行為は、政治的主張でなく、もはや犯罪だ。

 西原は自らも社会的発言をしている表現者でありながら、そんな差別犯罪を応援するパートナーを笑顔で見守っているのだから、同類と思われても仕方がないだろう。

 差別は、何があっても、断じて容認してはならないし、徹底的に批判せねばならない。重度の「ネトウヨ」に惚れた作家・西原理恵子にあらためて問う。本当に、このままでいいのか。

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