紅白歌合戦でも能年玲奈を完全排除!『あまちゃん』映像を流しながら、主演の能年を一切映さず!

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 それは、契約が終了しても「能年玲奈」を芸名として使用する場合には、レプロの許可が必要というものであった。「能年玲奈」は本名であるため、前所属事務所に使用を制限される謂れはなく、法的には公序良俗違反でこの契約条項は無効になるのではとの見方が強いが、「週刊文春」の取材を受けたレプロ側の担当者は「一般論として、その旨の契約がタレントとの間で締結されている場合には、当事者はその契約に拘束されるものと考えます」と答えたと言う。

 しかし、「能年玲奈」の名前を使い続けることで、共演者やスタッフに迷惑がかかることを危惧した彼女は芸名を「のん」に変え、再スタートを切ることになる。その皮切りが「FRIDAY」(講談社)16年7月29日号と「週刊文春」16年7月21日号だったわけだが、これらの雑誌に登場した際、またもや騒動が起こる。この二誌が発売された直後、レプロは文書でコメントを発表。能年側が仕事や話し合いを拒否していた(とレプロ側が主張している)期間を契約不履行とみなし、その分の契約延長を申し入れているため、まだ契約は終了していないと主張したのだ。また、能年が改名して活動を再開したことに関し、同社は法的対処も含め検討しているとしていた。そういった妨害工作はいまでも続いているようで、17年1月1日現在でもレプロのホームページ内にはまだ能年玲奈が所属タレントとして掲載されたままだ。

 周知の通り、彼女はこの後、現在でもヒットし続けているアニメ映画『この世界の片隅に』の主演声優を務めることになるのだが、そのプロモーションにおいても問題が起きた。テレビ、特に在京キー局のテレビで本人が稼働してのプロモーションがほぼ行えなかったのだ。

 昨年8月、『この世界の片隅に』の主演声優としてのんの名前が発表された際には、『めざましテレビ アクア』(フジテレビ)への出演が告知されたものの、実際の放送に彼女の姿はなかったという騒動も起きている。急きょ出演がなくなった理由は明かされていないが、その裏には、レプロとそのバックにいるバーニングからの圧力があったのではないかと言われている。

 本人のインタビュー出演がなかったり、映画の紹介をしても声優については触れないといったかたちでのプロモーションの機会はあり、それは『この世界の片隅に』に対する映画専門誌やネットからの圧倒的評価と大ヒットを後押しに増えているわけだが、のんがきちんとインタビュー取材を受けてプロモーションする機会に恵まれた在京キー局の番組は、いまにいたっても昨年10月19日に放送された『おはよう日本』(NHK)ぐらいのものである。

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