終戦記念日を明日に控え『火垂るの墓』がテレビ放映! でも監督の高畑勲は「火垂るの墓で戦争は止められない」と…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hotaru_150814_top.jpg
『ジブリの教科書4 火垂るの墓』(文藝春秋)

 本日夜9時より、日本テレビ『金曜ロードSHOW!』で『火垂るの墓』がオンエアされる。原作は野坂昭如が1967年に発表した直木賞受賞作、それを88年に高畑勲監督がアニメーション映画化したものだ。

『火垂るの墓』は、「トラウマ必至」「悲惨すぎて救いのない映画」などとも言われるが、子どもからお年寄りまでが観られる映画として、戦後70年という節目にこれほどふさわしい作品もない。きっとこの映画を観れば、誰もが「こんなふうに死にたくない」「戦争なんて絶対にイヤだ!」と感じることだろう。

 だが、これほどの力強い作品をつくり出したにもかかわらず、監督の高畑は本作が“戦争の抑止力”になるとは考えていない。現在、大きな問題となっている安保法制にも強い危機感をもち、安倍首相への批判も繰り出し、自らデモに参加しつづけている高畑が考える、ほんとうの反戦に必要なものとはなにか……。以下、そうした高畑監督の思想に迫る記事を再掲するので、この機会にぜひ読んでいただきたい。
(編集部)

***********************

 ついに日本時間の23日、第87回アカデミー賞が発表になる。注目は、長編アニメ映画部門賞にノミネートされている高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』の行方。長編アニメ映画部門で日本人がノミネートされるのは、宮崎駿監督以外でははじめてのこと。さらにもし受賞すれば、2002年の『千と千尋の神隠し』以来2度目の快挙となる。下馬評では『ヒックとドラゴン2(仮題)』の受賞が有力視されているが、『かぐや姫の物語』の群を抜いた芸術性によって、高畑監督は世界から視線を集めているといっていいだろう。

 高畑監督といえば、1988年に日本で公開された『火垂るの墓』が海外でも高い評価を受け、イギリスでは実写映画化される予定も。いまなお“反戦映画”として引き継がれている名作だが、じつは、高畑監督はこの自作について意外な認識をもっているらしい。

「『火垂るの墓』は反戦映画と評されますが、反戦映画が戦争を起こさないため、止めるためのものであるなら、あの作品はそうした役には立たないのではないか。そう言うと大抵は驚かれますが」

 このように答えているのは、今年の元旦、神奈川新聞に掲載されたインタビューでのこと。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ジブリの教科書4 火垂るの墓 (文春ジブリ文庫)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

終戦記念日を明日に控え『火垂るの墓』がテレビ放映! でも監督の高畑勲は「火垂るの墓で戦争は止められない」と…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。スタジオジブリ編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 『バイキング』が謎の米山新潟知事叩き
2 朝鮮総連銃撃とヘイトデモの関係
3 三浦瑠麗が正論賞受賞であっち側の人に
4 鶴田真由と昭恵夫人は日ユ同祖論の同志
5 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
6 昭恵氏に新たな口利き疑惑 オカルトの影も
7 石原さとみドラマが山口敬之疑惑を扱う
8 昭恵夫人が怪しい投資商法の広告塔に
9 三浦瑠麗が公安も失笑のフェイク拡散
10 「アベ政治を許さない」と書いた金子兜太
11 裁量労働制データ捏造に続き隠蔽も!
12 ヘイト出版の晋遊舎が道徳教科書参入
13 三浦瑠麗“大震災時に迫撃砲”もフェイク
14 綾瀬はるか「夢は世界平和」をバカにするな
15 裁量制データ捏造に安倍が開き直り
16 ブルゾンちえみが松本人志をディスった
17 SEALDs奥田が古市にグサリ一言!
18 ジャパンライフの広告塔に田崎とNHK島田も
19 ホテルに潜伏、佐川国税庁長官の卑怯
20 安倍政権の裁量労働制データ捏造が確定
1綾瀬はるか「夢は世界平和」をバカにするな
4安倍首相が朝日新聞めぐる答弁で大嘘!
5子供?安倍がFacebookで朝日攻撃
6FLASHが15年前に山口敬之の披露宴
7ホテルに潜伏、佐川国税庁長官の卑怯
8 羽生の金に安倍首相がさっそく便乗
9産経が菅官房長官発言を捏造
10 裁量制データ捏造に安倍が開き直り
11安倍政権の裁量労働制データ捏造が確定
12裁量労働制データはミスじゃなく捏造!
13下町ボブスレー補助金に安倍が介入か
14石原さとみドラマが山口敬之疑惑を扱う
15ジャパンライフの広告塔に田崎とNHK島田も
16ヘイト出版の晋遊舎が道徳教科書参入
18平昌とは真逆、東京五輪の演出家がひどい
19昭恵夫人が怪しい投資商法の広告塔に
20裁量労働制データ捏造に続き隠蔽も!

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

連載一覧へ!

アベを倒したい!

ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100

ブラック企業被害対策弁護団

連載一覧へ!

ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」