>  >  > 宮崎駿に続き高畑勲も安倍首相批判!

宮崎駿に続き高畑勲も安倍首相を批判!「『火垂るの墓』では戦争を止められない」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
hotarunohaka_01_150221.jpg
DVD『火垂るの墓』(ワーナー・ホーム・ビデオ)

 ついに日本時間の23日、第87回アカデミー賞が発表になる。注目は、長編アニメ映画部門賞にノミネートされている高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』の行方。長編アニメ映画部門で日本人がノミネートされるのは、宮崎駿監督以外でははじめてのこと。さらにもし受賞すれば、2002年の『千と千尋の神隠し』以来2度目の快挙となる。下馬評では『ヒックとドラゴン2(仮題)』の受賞が有力視されているが、『かぐや姫の物語』の群を抜いた芸術性によって、高畑監督は世界から視線を集めているといっていいだろう。

 高畑監督といえば、1988年に日本で公開された『火垂るの墓』が海外でも高い評価を受け、イギリスでは実写映画化される予定も。いまなお“反戦映画”として引き継がれている名作だが、じつは、高畑監督はこの自作について意外な認識をもっているらしい。

「『火垂るの墓』は反戦映画と評されますが、反戦映画が戦争を起こさないため、止めるためのものであるなら、あの作品はそうした役には立たないのではないか。そう言うと大抵は驚かれますが」

 このように答えているのは、今年の元旦、神奈川新聞に掲載されたインタビューでのこと。

 しかし、『火垂るの墓』を観たときに多くの人が抱くのは、なんの罪もない幼い兄妹・清太と節子が戦争に巻きこまれ、死に追いやられることへのやり場のない怒りと悲しみだ。そして、やさしいはずの親戚さえ手を差し伸べなくなるという、戦争のもうひとつの恐ろしさを知る。死にたくない、殺されたくない、あんなひもじい思いは絶対にしたくない──そういう気持ちが生まれる『火垂るの墓』は反戦映画だと思っていたし、実際、学校などでも「戦争という過ちを犯さないために」という理由で『火垂るの墓』が上映されることは多い。
 
 それがいったいなぜ役に立たないのか。高畑監督はこう語っている。

「攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる」

 そう。高畑監督にいわせれば、「死にたくない」だけではダメだというのだ。むしろ逆に、「死にたくない、殺されたくない」という感情につけ込まれて、再び戦争は始まるものだと指摘する。

この記事に関する本・雑誌

ジブリの教科書4 火垂るの墓 (文春ジブリ文庫)

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 DHC会長が在日ヘイト発言を連発!
2 吹石一恵の音痴エピソード
3 アパホテルの反論は嘘と詐術だらけだ!
4 アパホテルのトンデモ極右思想の正体
5 保護なめんなジャンパーは氷山の一角
6 忘れるな、福島原発事故の主犯は安倍だ
7 南京大虐殺を日本テレビの番組が証明
8 室井佑月が金子勝と安倍政権批判(後)
9 デマ垂れ流し『ニュース女子』とDHC
10 北原みのり逮捕の原因は安倍批判?
11 「不倫学」が教える防止策とは?
12 佐藤優が慰安婦問題への対応を批判!
13 トランプ以前から米は日本を守る気ない
14 嵐の元側近が明かすジャニーズの掟
15 M1準優勝・ハリガネロック解散の真相
16 キムタク最大のタブーとは?
17 今井絵理子と三原じゅん子の資産公開が
18 室井佑月が金子勝と安倍政権批判(前)
19 池田大作の「代筆」を元職員が実名告発
20 安倍政権が“国策映画”計画へ
PR
PR
1室井佑月が金子勝と安倍政権批判(後)
2黒柳徹子が琉球新報に平和メッセージ
3室井佑月が金子勝と安倍政権批判(前)
4安倍の共謀罪法案強行の裏に危険な意図
5トランプのマスコミ排除は日本でも
7アパホテルのトンデモ極右思想の正体
8原発ムラが新潟県知事にネガキャン!
9デマ垂れ流し『ニュース女子』とDHC
10安倍政権が“国策映画”計画へ
11今井絵理子と三原じゅん子の資産公開が
12SUGIZOが難民問題で勇気ある発言
13メリルストリープの指摘は日本のことだ
14慰安婦少女像は反日の象徴ではなかった
15『日本会議の研究』出版禁止の不当性!
16アパホテルの反論は嘘と詐術だらけだ!
17政権が原発被害隠しにDASH村利用
18佐藤優が慰安婦問題への対応を批判!
19DHC会長が在日ヘイト発言を連発!
20安倍の慰安婦少女像への強行姿勢の裏
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」