江角マキコ“イジメ報道”の背景に大手芸能プロからの独立問題が

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「実は江角さんは、下の子ども(長男)を同じ学校の受験をさせたんですが、不合格になっている。一説には、ママ友間のトラブルを知った学校側が無用の混乱を恐れたため不合格となったとも噂されています。抗議文には、そのことについても〈いま通っている学校が嫌なのであれば、なぜ2年前に下の息子さんを同じ学校に受験させたのか疑問です〉と指摘しています。江角さんご本人は受験したことすら明かしていないのに、わざわざ公開する形になっていて、暗に不合格を当てつけるようなものとなっている。事情を知る者にとっては、これも“イジメ”と受け取れる」(同)

 こうした親同士のトラブルやイジメの背景には、江角が子どもを通わせている学校の体質があるのではないかという声もある。この学校は、芸能人や政財界、作家の子息が多数通う事で知られる有名私立大学の付属小学校だが、親の職業や家柄、資産、居住地などで序列をつけられ、強固な“ママ友カースト”が形成されていることで有名。地方出身者や資産が多くない親に対しては陰湿な陰口が叩かれ、いじめに発展することも少なくないという。

 しかも、芸能人や作家などが多いことから、マスコミへの情報リークも頻繁に行われている。2年前には大物女優Kの娘が同級生のイジメの首謀者だったという報道があったが、これも同級生の親がネタ元だったといわれている。他にも、朝ドラ女優の母親の借金トラブル、歌舞伎役者の子供へのいじめなど、この学校の親同士のうわさ話から派生した報道はかなりある。

 都会におけるママ友の確執といえば、桐野夏生の小説『ハピネス』(光文社)が、はた目には仲良く見えるママ友グループが実はいびつな力関係のうちで成り立っていることを描写して話題になった事があるが、この学校の現実はさらにその上をいっているようだ。

 しかも、今回の騒動には、ママ友イジメとは別の見逃せない“ある事情”も存在する。実は今回のことで江角たたきをしているのは、上記の「女性セブン」だけではない。「週刊新潮」やテレビのワイドショーも江角批判を展開。他のメディアも呼応するように、江角のこれまでの芸能界における“女王さま”“傍若無人”ぶりを批判、暴露した。「収録中なのに何か気に入らないとキレて控え室に戻る」「現場では江角待ちは日常茶飯事」「気分屋でいつも上から目線」「新人女優に『準備不足!』と怒鳴った」。さらに、国生さゆりや芸人のくわばたりえなど、江角への違和感を表明した芸能人も少なくない。

 ちょっと異常ともいえる風当たりの強さだが、これには、江角が今年3月に大手事務所の研音を退社し、独立したことが大きく関係しているようなのだ。

「売れっ子俳優、女優を多数か抱える研音は芸能マスコミがタブーとしているプロダクションのひとつ。江角が研音所属のままだったなら、『セブン』がママ友からの反論が掲載することなんてなかったでしょう。江角のママ友いじめをワイドショーなどが気軽に話題に出来るのも、芸能人仲間が江角批判を口に出来るのも、彼女が影響力のある大手事務所から独立したから。それどころか、バッシング報道の中には、研音の意向をくんで、意図的に江角叩きに走っているところもある」(芸能レポーター)

 これぞ、まさにいじめではないか。学校から芸能界まで、あらゆる場所でカースト制がしかれ、下層にいる人間、そこからはみ出た人間を全員がかさにかかっていじめる。日本の社会はどんどん陰湿に、グロテスクになっていっている。
(田部祥太)

最終更新:2014.09.22 11:45

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