室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第4回ゲスト 山本太郎(後編)

室井佑月が「太郎ちゃん、安倍さんを倒して」と陳情! 山本太郎が本気で語った安倍政治を乗り越える政策論とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

室井が山本の持論展開に「それ、燃えない」とクレーム

室井 え〜、でも、それって、アベノミクスの国の借金をどんどん増やした部分は認めるということじゃないの?

山本 1000兆円を超える借金に加えて、また借金か!と、ツッコみたい方もいらっしゃるでしょう。そういった「借金がヤバい」、という擦り込みは、増税を進めたい財務省の煽りとマスコミのお手伝いが功を奏しています。国が持つ借金を、人間の人生の80年くらいに当てはめて、とにかく早く返さなきゃと誘導されています。国は何百年、何千年も続く訳ですから、返済に関して、長いスパンで健全化を達成すればいい。しかも、借金している先は、国内。日本には、ギリシャと違って中央銀行もある訳ですから、おカネをつくって借金をなくすこともできます。ギリシャのようにはなりようがない。
 もちろん、「無限に」ではありません。でも、いまは、景気をよくするために、大胆にやるべきです。
 安倍首相のやろうとしていたことは、本来、リベラル派がやらなければならなかったこと。それを極右に先を越された。無からおカネを大胆につくって大胆な財政出動をセットにして、きちんと国民が生きることができるインフラを整える。それこそが景気を回復させ、雇用の拡大に繋がります。そのためには、従来の公共事業とは違うかたちで、大胆にやる決意と行動を解りやすく世界に示すことが重要だと思います。

室井 たしかに、経済政策でリベラルは安倍政権にお株をとられちゃったという話はよく聞きますよね。本当は、リベラルが財政出動を肯定して、それを社会福祉や富の再配分に使うことを主張しなくてはいけないのに、民進党は財務省のいいなりで増税と緊縮政策に走って、国民にそっぽを向かれてしまった、と。

山本 そうなんです。ですから、これからのリベラルの合い言葉は、「反緊縮」。金融緩和と財政出動をセットで、大胆に、本当に意味のある公的事業に使うことを主張していかなきゃいけない。
 安倍政権は大企業優遇や箱モノの建設など従来型を継承しています。例えば、リニアに3兆円とか。そこから豊かになるのは、一部の人々です。もっと大胆に、人々の生活に密着した問題に光を当てる必要があると思います。

室井 わかるけど、でもそういう話って、なんか燃えないんだよなあ(笑)。

山本 私の説明が下手なうえに、長過ぎたからですね(笑)。こういうことをもっとわかりやすく短く、リアルに話せるようになりたいんですよね。例えばいま、社会問題になっている奨学金。これはリニアと同じ財政投融資から6兆円引っ張ってきているんです。
 財政投融資の原資は国債ですから、国が銀行から借りているんです。その6兆円を、日本学生支援機構が、多くは有利子で学生に貸し出す。学生から利息を取って、利息を財投に戻す。事実上、金融機関などへの返済を学生にさせることになる。元々、奨学金の原資、金を引っぱってくるところが間違っている、って話しなんです。学生が返済に苦しむ一方で、利息や延滞金で金儲けをしている人がいる。そうした説明をもっと簡単に伝えることができたらいいと思っています。
 加えて、私が総理なら、学生支援機構の6兆円を日本銀行に買い取らせて、チャラにします。
 対象者は20代前半から後期高齢者までの約270万人。もちろん学生だけでなく、保育所も、医療も、介護も、自己負担が多すぎる部分への施策が、少子化対策にも、個人消費の押し上げにも、雇用の増加にも繋がります。それくらい大胆なことをやらないと、国の将来はありません。

室井 いや、だからわかるんだけど、燃えないんだって(笑)。いくらリアルに話しても、地味だからねえ。いまの太郎ちゃんの話聞いて、国民が食いつくのかなあ。“魅せる”って難しい。

山本 ご清聴ありがとうございました。説明も長くなりますし。いまの説明に加えてあと5分欲しいところです(笑)。でも、与えられた時間でコツコツ主張していくしかない。僕はこの道に進んで4年目ですが、世の中は変わっていない。自分の変えたい部分も変えられていない。国会議員は約700人。僕はそのうちのひとりです。そう簡単にいかないのは当然ですけど、続ける以外に、方法はないと思っています。ちょっとずつ交渉しながら、一歩でも数ミリでも進めていくしかないんです。そのためには、みんなの生活が豊かになるような政策を提示しないと、支持は得られない。支持を得られなければ、実現もできない。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

室井佑月が「太郎ちゃん、安倍さんを倒して」と陳情! 山本太郎が本気で語った安倍政治を乗り越える政策論とは?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。アベを倒したい!原発室井佑月山本太郎の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 室井佑月が立憲・辻元清美に注文連発
2 松本が安倍と会食で“田崎スシロー”化
3 ICAN無視の安倍政権に吉川晃司が
4 松本人志「安倍擁護じゃない」どの口が
5 不正入札、リニア新幹線はアベ友利権だ
6 富岡八幡宮殺傷事件犯人の日本会議活動
7 星野源が考える“新しい家族”とは
8 “国会王子”TBSの武田記者がDVで警察に
9 美智子皇后が誕生日談話で安倍にカウンター
10 北九州一家殺害事件犯人の息子の証言
11 松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
12 安倍政権御用ジャーナリスト大賞
13 百田尚樹が沖縄保育園事故を「捏造」と攻撃
14 ICANノーベル賞授賞式を日本マスコミが無視
15 BPOが「ニュース女子」のデマ検証
16 ペジー社社長の財団が山口敬之の実家に
17 南京大虐殺を日本テレビの番組が証明
18 結婚した女性を解雇するマタハラ会社
19 さんま「戦争に税金使うな」と国税に抗議
20 欅坂46平手友梨奈“異変”FNSでも?
1田崎とケントに自民党からカネが!
2さんま「戦争に税金使うな」と国税に抗議
3ICAN無視の安倍政権に吉川晃司が
4安倍が横田早紀江さんを無視している
5ICANノーベル賞授賞式を日本マスコミが無視
6山口敬之氏のスポンサーが逮捕された!
7 不正入札、リニア新幹線はアベ友利権だ
8昭恵の無神経と籠池夫妻の勾留長期化
9北朝戦争に”NO”を言わない安倍政権
10ペジー社・齊藤容疑者が櫻井よしこと
11生活保護カットで他の低所得者も困窮
12富岡八幡宮殺傷事件犯人の日本会議活動
13松本が安倍と会食で“田崎スシロー”化
14ノーベル賞授賞式で被爆者出席も安倍政権が
15富岡八幡宮、祖父は日本会議前身の中心
16SF慰安婦像問題と日本の歴史修正主義
17百田尚樹が沖縄保育園事故を「捏造」と攻撃
18エルサレム問題で安倍がトランプのポチ
19 ペジー社社長の財団が山口敬之の実家に
20大林宣彦「青春は戦争の消耗品ではない」

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

連載一覧へ!

アベを倒したい!

ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100

ブラック企業被害対策弁護団

連載一覧へ!

ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」