>  >  > 芸能人も苦しむフィリピン差別

川崎中1殺害事件でも…秋元才加やざわちんが明かすフィリピンハーフへの偏見と差別

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
half_150317.jpg
出自での偏見に悩んだ2人(左/ざわちん(ZAWACHIN)オフィシャルサイト 右/秋元才加オフィシャルブログ「ブキヨウマッスグ。」Powered by Amebaより)


 いまだ注目を集め続ける川崎中1殺害事件。例によって被害者の少年、加害少年の家族のプライバシーが連日書き立てられている。

 なかでも気になるのが、加害少年の母親のルーツに関するものだ。週刊誌で強調されているのが、母親はフィリピン人でフィリピンパブのホステスをしていたことや、父親がそのお客さんだったことだ。たとえば「週刊文春」(文藝春秋)2015年3月12日号では、母親がフィリピン人ホステスの友達を大勢連れてきて酒盛りをし、大騒ぎしていたことなども報じていた。

 こうした報道の影響か、加害少年の自宅では、家のブロックに「フィリピンにかえりたい」と落書きされるなどの嫌がらせを受けているという。

 もちろん犯罪を検証する際、加害者の背景を知ることは重要だが、ことさら国籍を強調するこうした報道には違和感がある。この事件で、フィリピン人とのハーフに対する差別が助長されることが心配だ。

 2010年の厚労省の調査によると、婚姻件数のうち約4.3%、約23組に1組が国際結婚。なかでも多いのが、韓国・朝鮮、中国そしてフィリピン人との結婚である。

 国際結婚の増加にともない、ハーフの子どもも増えているが、ハーフであることを理由にした差別やいじめはいまだなくならない。とくにフィリピン人とのハーフに対しては、とりわけ根強い偏見がある。

 日本人とドイツ人のハーフであるサンドラ・ヘフェリン氏は、著書『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』(中公新書ラクレ)のなかで、知人の体験談としてこんなエピソードを紹介している。

 外国人を母親にもつ子どもが何人か通っていたある日本の小学校でのこと。保護者がダンスなどの余興を発表することになった際、「ドイツ人のお母さんが『私、ダンスを踊ってもいいですか?』と申し出たところ、まわりのママたちから『素敵!踊りってバレエですか?』」などと盛り上がったのだが、「フィリピン人のお母さんが、『私もダンスを踊っていいですか?』と聞いたところ、お母さん方の間でシラーッとした微妙な雰囲気が流れ」、「後で『あの人、ダンスできるとか言っているけど、水商売で習ったダンスなんじゃないの』と陰口三昧だった」のだという。

 こうした「『お母さんがフィリピン人なの』と言うと、すぐに相手は『お母さんは水商売で、お父さんは元お客さんに違いない』と勝手に決め付ける風潮」に対し、著者のヘフェリン氏は「決め付けはよくないのはもちろんのこと、たとえその子のお母さんが水商売をしていたとしても、だから何?」と言う。そもそもハーフでなければ、父親と母親がどこで出会ったかなどいちいち詮索されること自体ないだろう。

リテラのSNS

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ハーフが美人なんて妄想ですから! ! - 困った「純ジャパ」との闘いの日々 (中公新書ラクレ)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

関連リンク

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 山本太郎が安倍にガリガリ君問題を追及
2 痴漢行為Hey!Say!中島のドラマが
3 乙武別居で障碍者への偏見報道が
4 「#自民党に質問」で質問無視のヤラセ
5 安倍も政治資金の公私混同が次々判明
6 大手メディア参院選情勢調査の結果は
7 安倍がFacebookで報ステ党首討論攻撃
8 護憲派の天皇皇后が安倍政権に危機感
9 上原亜衣は? AV女優の引退後
10 さんまもハマったAV女優紗倉まなの闇
11 フジロックに政治を持ち込むなというバカ
12 安倍のPR動画パロディを自民党が削除
13 安倍自民党が公選法違反の誇大政党CM
14 20代の半分が童貞?歴史上の偉人も
15 報ステ党首討論で安倍が逆ギレ、詭弁
16 蒼井そらが「AV出演強要逮捕は冤罪」
17 宇野常寛が舛添イジメ批判
18 舛添よりヒドい安倍の政治資金第二弾!
19 党首討論で古市、橋本が安倍びいき司会
20 キムタク最大のタブーとは?
PR
PR
1宇野常寛が舛添イジメ批判
2安倍も政治資金の公私混同が次々判明
3フジロックに政治を持ち込むなというバカ
4安倍自民党が公選法違反の誇大政党CM
5文春が東京五輪を!電通元専務に金
6報ステ党首討論で安倍が逆ギレ、詭弁
7議事録改ざん繰り返す安倍政権の危険性
8安倍首相が遊説でSEALDsから逃亡
9NHKディレクターが語る原発報道圧力
10安倍応援団・視聴者の会とリテラが対決
11党首討論で古市、橋本が安倍びいき司会
12大手メディア参院選情勢調査の結果は
13舛添よりヒドい安倍の政治資金第二弾!
14百田尚樹は田母神を応援した責任をとれ
15安倍がFacebookで報ステ党首討論攻撃
16「#自民党に質問」で質問無視のヤラセ
17安倍のPR動画パロディを自民党が削除
18元北京総局長が「読売は日本の人民日報」
19山本太郎が安倍にガリガリ君問題を追及
20日本会議の抱える“後ろめたさ”とは?
PR
PR

カテゴリ別ランキング


人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」