安倍首相の中東の知識は小学生並み? イラクとシリアとトルコの区別もついていない疑惑が…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
abe_01_150205.jpg
エジプト・カイロでの安倍首相のスピーチ(首相官邸HP「政府インターネットTV」より)


 やはり、この男に「反省」という2文字はないらしい。国会でイスラム国事件をめぐる対応について追及を受けている安倍首相だが、とにかく「テロリストに屈する必要はない」「テロリストに配慮する必要はない」の一点張り。人道支援よりテロリストと闘うことを強調した演説の問題点を指摘されると、「テロリストを批判するなというのか」と逆ギレしてしまう有様だ。

 批判されているのは、人質をとられている状況で挑発的な内容を口にする必要があったのかという外交戦略、交渉技術の問題なのに、「悪いのはあいつらだ!」とわめきたてる。

 思わず、小学生か!と突っ込みたくなるが、これは性格の話だけではない。国会ではエラソーに中東支援の意義とイスラム国との闘いを強調している安倍首相だが、実は中東の歴史や地理、そしてイスラム国の成り立ちについて、小学生並みの知識しか持ち合わせていないのではないか、という疑念がもちあがっているのだ。

 きっかけは、1月25日に放映されたNHKの番組『日曜討論』だった。この日の同番組は、各党の党首に喫緊の課題をインタビューするという内容だったのだが、湯川遥菜さん、後藤健二さん2 人の拘束映像がアップされた直後ということで、当然、イスラム国問題が焦点になった。

 そして、キャスターが「イスラム国の側は日本の人道支援が、中東の敵対組織の軍事力の増強の余裕を生むという論法で日本を批難しているが」と問いかけたところ、安倍首相はこう答えたのである。

「そもそも、ではなぜ、多くの避難民がでてしまったのかということであります。シリアからの難民、現政権にも大きな原因がありますが、同時にイスラム国、ISILの振る舞いにも大きな原因があるわけでありますし、トルコからの難民はまったくそのとおりであると言ってもいいとおもいます」

 安倍首相は難民を生み出したのがイスラム国、ISILと言いたかったようだが、その典型例としてあげたのがなぜか、「トルコからの難民」――。 

 わざわざ説明するまでもないが、トルコはイラク、シリアからの難民を受け入れている国であって、難民を出してはいない。いったいこの人は何を言っているのだろう、と思ったが、まあ、いい間違いは誰にでもあるし、と思い直し、そのまま聞いていると、安倍首相はさらにこう続けたのだ。

「ISILがトルコ、イラクに侵入して行った結果、多くの難民が発生した。」

 やっぱり安倍首相の頭の中では、ISILがトルコに侵入して難民が発生したことになっているようなのだ。重ねて言うが、トルコはISILの侵入を受けてもないし、難民も発生していない。

 また、仮に「トルコ」が「シリア」の言い間違いだったとしても、安倍首相はこの発言によってもうひとつ、決定的な認識不足を露呈している。それは「ISILがイラクに侵入して行った」というくだりだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

安倍首相の中東の知識は小学生並み? イラクとシリアとトルコの区別もついていない疑惑が…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。イスラム国人質事件安倍晋三田部祥太の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 ペジー社・齊藤容疑者が櫻井よしこと
2 安倍が横田早紀江さんを無視している
3 富岡八幡宮、祖父は日本会議前身の中心
4 ノーベル賞授賞式で被爆者出席も安倍政権が
5 昭恵の無神経と籠池夫妻の勾留長期化
6 さんま「戦争に税金使うな」と国税に抗議
7 エルサレム問題で安倍がトランプのポチ
8 美智子皇后が誕生日談話で安倍にカウンター
9 カズオ・イシグロがネタバレ自粛に疑義
10 北原みのり逮捕の原因は安倍批判?
11 流行語大賞の欠席続出はネトウヨのせい
12 田崎とケントに自民党からカネが!
13 櫻井よしこは「神社」に住んでいた! 
14 山口敬之氏のスポンサーが逮捕された!
15 大林宣彦「青春は戦争の消耗品ではない」
16 北朝戦争に”NO”を言わない安倍政権
17 在日米軍がNHK受信料30億円不払
18 文春「慰安婦像の正体」報道は完全なデマ
19 山口敬之との関係を質された安倍首相が
20 マッサージチェーンのブラック社員研修
1田崎とケントに自民党からカネが!
2さんま「戦争に税金使うな」と国税に抗議
3山口敬之との関係を質された安倍首相が
4山口敬之氏のスポンサーが逮捕された!
5義家前文科副大臣が学校法人から献金
6安倍首相、森友加計の虚偽答弁を訂正せず
7加計獣医学部で特別扱いが次々露呈
8北朝戦争に”NO”を言わない安倍政権
9昭恵の無神経と籠池夫妻の勾留長期化
10安倍、麻生、稲田らのデタラメ政治資金
11安倍が横田早紀江さんを無視している
12安倍が朝日攻撃で森友加計追及封じへ
13ペジー社・齊藤容疑者が櫻井よしこと
14ノーベル賞授賞式で被爆者出席も安倍政権が
15SF慰安婦像問題と日本の歴史修正主義
17富岡八幡宮、祖父は日本会議前身の中心
18大林宣彦「青春は戦争の消耗品ではない」
19エルサレム問題で安倍がトランプのポチ
20「森友加計は朝日の捏造」本を自民党が

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

連載一覧へ!

アベを倒したい!

ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100

ブラック企業被害対策弁護団

"驚愕のブラック"マッサージチェーン! 4日間睡眠時間ゼロの社員研修、会議の締めに男性社長と強制ハグ...

ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」