森友学園“疑惑の人物”が橋下徹の元後援会長親族に働きかけと「新潮」が報道 麻生財務相への仲介依頼も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
森友学園疑惑の人物が橋下徹の元後援会長親族に働きかけと「新潮」が報道 麻生財務相への仲介依頼もの画像1
左・麻生太郎オフィシャルサイトより/右・橋下徹の「問題解決の授業」公式メールマガジンより


 連日、新たな疑惑が次々と発覚している学校法人森友学園の小学校設置認可と国有地格安払い下げの問題。大きな権力、すなわち政治家の力が働いていたことは明々白々だが、そんななか、気になる情報がSNS上に投稿された。投稿したのは、維新の会を除名処分となった上西小百合議員だ。

 一昨日、上西議員は、“維新の暴言王”こと足立康史議員が〈如何わしいのは国でも府でもなく、森友学園親子とU議員だった、ということにならなければいいが…〉などと疑惑を混ぜ返すようなツイートを行ったことを受け、こんな返事をしていた。

〈貴方達の精神的支柱Hさんの後援会の会長の息子が2人のKと国有地売却に絡んでるんですか?と私のところに取材が多数来てます。もうすぐ記事でますよ〉

 維新議員の「精神的支柱Hさん」と言えば、あきらかに橋下徹・前大阪市長だろう。しかし、その「後援会の会長の息子」と「2人のK」が国有地売却に絡んでいるとは、一体どういうことなのか。 

 一時は上西議員のフカシではないか、との話も流れていたが、そんなことはなかったようだ。明日発売の「週刊新潮」(新潮社)がその疑惑を報じているというのだ。週刊誌関係者が語る。

「『週刊新潮』が記事のなかで籠池泰典理事長と政界をつなぐキーマンとして挙げているのが、例の川田氏らしいんです。そして、川田氏は橋下徹氏の後援会長の親族に森友学園問題の口利き協力を働きかけたと書いているようです」

「例の川田氏」とは、先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)で「安倍〈晋三記念〉小学校“口利き”したのは私です」と証言した川田裕介氏のことだ。

 大阪で経営コンサルタント業をしているというこの川田氏は、塚本幼稚園の元PTA会長で、籠池理事長の支持者。「週刊文春」の告白で川田氏は、息子が塚本幼稚園に通っており新設小学校にも入学予定であること、そして安倍晋三事務所に顔を出していたことや鳩山邦夫元総務相の「事務所参与」という肩書きをもっていたことを明かした上で、籠池理事長のために「近畿財務局に『鳩山邦夫事務所 参与』の肩書きで連絡を入れました」と話し、近畿財務局と面談した事実を述べていた。

 しかし、この記事が出たときから、森友疑惑を追う記者のあいだからは「川田氏の証言は安倍首相を庇うためのものではないか」「鬼籍に入った鳩山元総務相を利用して、何かを隠しているのではないか」という見方が広がっていた。実際、川田氏自身も、今週発売の「週刊朝日」(朝日新聞出版)の取材に対して、「文春さんに話したのは安倍政権を守りたいから。私が鳩山の名前を出せば、安倍首相に目がいかなくなると思ったからです」と語っている。

 そして、川田氏は近畿財務局とは別に、ある政界と深い結びつきをもつ人物に口利きの仲介を働きかけていたことを「週刊新潮」は掴んだのだという。

「『週刊新潮』の記事には、『新建産業』という会社の社長・奥下幸義氏が登場して、川田氏から政界ルートの紹介を頼まれたことを証言しているらしいんです。『週刊文春』の告白では明かしていませんでしたが、川田氏はこの『新建産業』で働いていたらしい」(前出・週刊誌関係者)

「新建産業」という会社名に見覚えがある大阪府民も少なからずいるだろう。というのも、「橋下徹後援会」の会長は奥下素子氏という女性が務めていたが、この女性は新健産業社長の夫人。そして、この素子氏の息子である奥下剛光氏を、橋下は大阪市長時代に特別秘書として起用していたからだ。後援会会長の息子を特別秘書につけ、年約600万円もの給与を税金から支払うとはまったく私物化も甚だしいが、この問題は週刊誌などでも取り上げられ、さらに剛光氏に特別秘書としての業務実態がなかったとして市民が給与や賞与の返還を求める訴訟を起こしたほどだった(裁判所は請求を棄却)。また、日本維新の会は次の衆院選でこの剛光氏を擁立する予定で、大阪7区から出馬すると見られている。

 ようするに川田氏は、橋下の後援会長の夫であり、橋下の元特別秘書だった男性の父親に政界ルートの紹介を依頼したというのだ。

 しかし、川田氏が仲介を依頼した相手は、橋下ではなく別の“大物政治家”だったという話もある。

 じつはこの新健産業は、麻生太郎財務相の実家である麻生グループの「麻生セメント」の販売店であり、社長の奥下幸義氏は麻生財務相の後援者だ。

 実際、「週刊新潮」では、同社社長の幸義氏が、森友学園へ便宜を図ってもらうべく「麻生財務相を紹介してほしい」と川田氏に依頼されたと証言しているらしい。

 たしかに、この森友学園の疑惑の本丸は麻生ではないかという話はずっと流れていた。麻生は国有地払い下げ疑惑の中心にある財務相のトップであり、また、籠池夫妻から口利きの依頼があったことを認めた鴻池祥肇議員も、麻生の筆頭家老と言われていた人物だ。

 また、前出の「週刊朝日」でも、与党幹部が「大物政治家X氏が関与しているという話がある」「鴻池氏が表に出て釈明したのも、X氏を守る防波堤になって幕引きするシナリオがあったのではないかと言われている」と、麻生財務相の関与を思わせる証言を行っている。

 もちろん、奥下一家と橋下の密接な関係を考えると、小学校設置基準を緩和した当事者である松井一郎府知事の周辺や維新の会に働きかけが行われていた可能性もある。今後、この記事がきっかけとなり、森友学園疑惑の闇が暴かれることになればいいのだが。
(編集部)

最終更新:2017.11.21 12:43

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

森友学園“疑惑の人物”が橋下徹の元後援会長親族に働きかけと「新潮」が報道 麻生財務相への仲介依頼ものページです。LITERAは政治・マスコミ・ジャーナリズム・オピニオン・社会問題や芸能(エンタメ)・スキャンダル・カルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。上西小百合、安倍晋三、森友学園、橋下徹、編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

1 高市早苗“G7ドタキャン”言い訳の嘘と本当の理由を徹底検証!
2 吉村知事「1日で文通費100万円」ごまかし手口!リテラの取材のあとに
3 「自衛隊は経済的に厳しい子が」は事実 貧困層を標的にした隊員募集
4 キティ、マイメロが戦争反対を訴え!
5 葵つかさが「松潤とは終わった」と
6 おおさか維新が政党交付金を返還逃れ!?
7 自衛隊が小学生まで「自衛官勧誘」目的のパンフレット作成
8 維新が昨秋、カネに不透明な自民党との連立は「不可能に決まってる」宣言
9 読売テレビが子ども相手に竹田恒泰の「フェイク皇室史」刷り込み放送
10 山里亮太が『銀河の一票』を賞賛し批判を受けた理由
11 古代史研究者が「神武天皇から続く伝統」に抗議声明 読売テレビも
12 RADWIMPS野田洋次郎の優生思想丸出し差別発言の背景にあるもの
13 高市早苗が「戦争をしたがっている」ことを証明するトンデモ発言集!
14 結婚した綿矢りさの大失恋体験
15 「アジア大会」運営を大阪万博の工費未払いトラブル会社が受注
16 田宮二郎自殺の真相を夫人が告白!
17 小泉防衛相ら靖国参拝 靖国のグロテスクな戦争礼賛の本質
18 吉高由里子が元カレに言った一言
19 ヴェネツィア映画祭で反響 元米兵・ネルソンさんが語った戦争
20 吉高が“私の裸を見て”と迫った男

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄