桜島大規模噴火の予兆で川内原発は大丈夫か? 規制委・田中委員長の信じがたい無責任な対応

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
sakurajima_01_150824.jpg
大規模噴火が懸念される桜島の模様(YouTube「ANNnewsCH」より)


 先週から日々、桜島の状況が注目されている。気象庁は2007年に噴火警戒レベルを導入して以来、初めて桜島をレベル4(避難準備)に格上げした。桜島の研究を35年続けている京都大学防災研究所の井口正人教授は、今回の桜島の異変について、「1980年代以降の南岳の爆発を含め、今までにない火山活動。規模の大きな噴火が今すぐ起きてもおかしくない差し迫った状況だ」と発言している。

 井口教授はもともと今年5月に「桜島の北側の海底、地下深くにマグマ溜りがあり、このマグマが桜島の直下に流れ込み、山体が膨脹し続けている。さまざまな兆候から2020年頃には大噴火が発生する可能性が高い」と警告していたが、まさに指摘通りの状況が起きつつあるということだ。

 だとすると、気になるのが、2週間前に再稼働になった川内原発への影響だ。川内原発は桜島から50キロの場所にあるが、その桜島は「姶良(あいら)カルデラ」という巨大火山の一部で、この巨大火山が噴火した場合、川内原発も壊滅的な被害にあうことが予想されている。

 実際、川内原発を再稼働させた九州電力も3万年前に起きた姶良カルデラの破局的噴火の際、火砕流が川内原発のある地点まで到達したことを認めている。

 だが、再稼働当日の記事でも指摘したように、原子力規制委員会は、川内原発が稼動している数十年の間に噴火は来ないとして立地不適にしなかった。九州電力が火山活動のモニタリングを行い、火山噴火の兆候把握時に適切な対処をするとして、再稼働にGOサインを出した。規制委は「再稼働ありき」で、数万年に一度の噴火など考慮するに値しないとその危険性を排除してしまったのだ。

 しかし、この桜島の噴火が姶良カルデラの破局的噴火につながる可能性はけっしてゼロではない。01年に長崎大学の長岡信治氏らが発表した研究論文「10万~3万年前の姶良カルデラ火山のテフラ層序と噴火史」によると、2万9000年前の姶良カルデラの破局的噴火の際、最初に現在の桜島付近で大噴火が発生しているという。その後、数カ月程度活動が中断した後、破局的な巨大噴火が発生したと推定している。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

火山と原発――最悪のシナリオを考える (岩波ブックレット)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍が朝日の加計学園報道をテロ認定!
2 松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
3 共謀罪成立で横浜事件の恐怖が再び
4 室井佑月が共産党に「ネトサポつくれ」
5 村上春樹が「歴史修正主義と闘う」宣言
6 木村拓哉帰国でJがトンデモ情報操作
7 室井佑月が共産小池晃と安倍答弁を分析
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 京大の入学式にまで…JASRACの強欲
10 佐野元春が共謀罪反対「治安維持法だ」
11 加計学園疑惑に決定打、安倍側近が圧力
12 共謀罪が衆院委員会で強行採決の暴挙
13 加計学園総帥が「首相の後ろ盾ある」
14 報ステ後藤謙次の安倍批判がキレキレ!
15 秋篠宮家の料理番がブラック告発
16 『夫のちんぽ』著者が抱える恐怖とは
17 生前退位ヒアリングで「天皇はおかしい」
18 共謀罪強行採決を許すな!国会前デモ
19 中居がすべらない話でJのタブーに!
20 スノーデンが警鐘鳴らす日本の監視体制
PR
PR
1報ステ後藤謙次の安倍批判がキレキレ!
2『あさイチ』が基地に苦しむ沖縄を特集!
3共謀罪が衆院委員会で強行採決の暴挙
4加計学園「総理の意向」文書は本物!
5佐野元春が共謀罪反対「治安維持法だ」
6加計学園疑惑に決定打、安倍側近が圧力
7松本人志が「冤罪あっても」共謀罪支持
8 共謀罪に周防監督らも猛反対の声
9安倍の9条加憲は日本会議幹部の発案
10室井佑月が共産小池晃と安倍答弁を分析
11安倍が朝日の加計学園報道をテロ認定!
14ガンダム“生みの親”が安倍首相批判!
15室井佑月が共産党に「ネトサポつくれ」
16水木しげるが50年前に書いた文章が発掘
17安倍の改憲で高等教育無償化はまやかし
19安倍が改憲質疑で「読売を読め」
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」