うんち展が大盛況! うんち移植でダイエット!? うんちの実力がスゴい!

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 さらに、なんと感染症の治療としてうんちを移植する方法があるというのだ。これは、クロストリジウム・ディフィシル感染症に対する治療法だ。感染症の治療には抗生物質が使われることが多いが、クロストリジウム・ディフィシルという細菌は抗生物質が効きにくいため、この方法が考案されたらしい。移植の方法は、健常人や家族の便を結腸内視鏡や浣腸、あるいは鼻から入れて胃を経由し、十二指腸まで通したチューブから送り込むことで移植する。この際、うんちそのものではなく、生理食塩水に溶かしたものが使われることもあるという。ただ、残念ながら日本ではまだ認可されていない治療法なので、うんち移植はまだしばらくは受けられなさそうだ。

 また、カナダではうんちから培養した腸内細菌の集合体である腸内フローラも試みられている。2013年の10月には、それを使って作られたカプセル剤を口から摂ると、クロストリジウム・ディフィシル感染症の患者27人の治療に有効だったというニュースが流れたそうだ。さらに研究が進み、「腸内細菌フローラによって太りやすくなったり痩せやすくなったりする」といったことがわかれば、うんち移植や人工うんち製剤でダイエットしたり、糖尿病を改善できるかもしれないというのだ。

 なんだか汚いものだと遠ざけていたが、うんちには、まだまだ秘められた力があるのかもしれない。
(島原らん)

最終更新:2018.10.18 05:55

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