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特別企画◎安倍〜菅政権御用ジャーナリスト大賞(前編)

安倍政権でも菅政権でもとにかく権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位発表!指原莉乃、ほんこん、小松靖もランクイン

8位●岩田明子(NHK政治部記者兼解説委員)
本人の情報提供?で安倍辞任をスクープ、わずか10分後に詳細な病状解説! “アベサマのお告げ係”の面目躍如

安倍政権は終わったが、この人を入れないわけにはいかないだろう。安倍首相とは公私を共にする付き合いで、その言い分を代弁する“お告げ係”とまでいわれていたNHK政治部の岩田明子記者。2020年は最後の最後にあまりに露骨な御用ぶりを発揮した。

安倍首相の辞任の意向はNHKが他社より先んじて速報を流したのだが、その後、10分も経たないうちに岩田記者が解説を開始。そこで岩田記者は、こう解説をおこなった。

「まず、安倍首相の辞任の意向の理由ですけれども、やはり体調が万全でないなかでの政治判断を誤ってはならないという理由が最大の理由だと見られます。2週続けて慶應病院で検査を受けてきましたけれども、その結果、最初の検査で持病の症状が悪化しているということが確認されまして……」
「今月17日の検査で(持病である潰瘍性大腸炎の)炎症の程度を評価するための数値が上昇し、症状が悪化していることが確認されました。違和感は先月の7月ごろから感じていたということなんですね。そして、その次の週の24日の週には、新たな薬・レミケードによる治療で症状がだいぶん改善して……」

 この解説は、その後17時からおこなわれた会見で安倍首相本人が語った辞任の経緯や理由とまったく同じもの、かつそれ以上に詳しいものだった。

岩田記者といえば、2019年の改元でも、菅義偉官房長官が「令和」と発表した直後から、事前に新元号を知らされ、選定した理由まで伝えられていたとしか考えられないような解説をおこなっていた。このときと同じで、今回の「辞任」スクープも岩田記者が安倍首相本人から情報を得ていたのだろう。

 しかも岩田記者とNHKは、スクープ直後から「安倍政権の功績」を礼賛し続け、“無念の辞任”を演出。2度目の政権放り出しを追及することもなく、森友・加計・「桜を見る会」といった不祥事もほとんど触れず、なかったことにしてしまった。

 まさに、安倍首相のPR係の面目躍如だったわけだが、菅政権になってからはこの岩田記者個人は目立たなくなり、代わりに原聖樹政治部長が官邸の御用聞きに。各番組に官邸の意向を伝え圧力をかけまくっているという。

 最近では、菅首相が『ニュースウオッチ9』に出演した際、有馬嘉男キャスターが学術会議任命拒否問題についてごく当然の質問をしたところ、内閣広報官がこの原部長に「総理、怒っていますよ」「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」などとクレームの電話。すると、NHK内部ではさっそく有馬キャスターを3月で降板させようという動きが出てきた。安倍政権が終わっても、NHKの御用ぶりは終わらないということらしい。

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