マスク未着用者がいたのに堀江がゴネたのは事実なのに、餃子店店主の説明を「嘘の反論」と
堀江氏のやっていることは、結局、クレーマーと何ら変わりはない、いや、相当のタチの悪いクレーマーと言ってもいい。
なぜなら、この堀江氏の投稿は〈●●(市名)の●●(文字の種類)から始まる名前の某餃子店。〉と、わざわざ店を特定できる形で書き出していたからだ。餃子店などごく限られた数しかない小さな地方都市で検索すれば容易に店を特定できるし、なんならネット民の特定欲をあえてくすぐるような書き方ですら、ある。
案の定、堀江氏の投稿にまんまと煽られた堀江ファン、堀江信者たちが、この餃子店に嫌がらせを仕掛けたようだ。
翌23日、この餃子店店主がブログで、嫌がらせ電話やGoogleマップへの悪質な書き込みなどの被害が出ていることを明かした上で、当日の経緯について説明した。
そのブログには店の入り口に貼られているという大きな注意書きの写真も掲載されていた。
そこには、「1テーブル4名まで」「1組1時間以内」「(屋外席の場合も)マスク着用で入店」「外のテーブルでも禁煙」などといった注意書きのいちばん上に、一際大きい文字で「マスク未着用の方はお断りします」と書かれてあり、赤いアンダーラインが引かれている。
ちなみに、この店はツイッターでも、何カ月も前から毎日のように〈【厳守】入店時にマスク着用、アルコール消毒をお願いします。〉〈マスク未着用の方はお断りします。〉と告知している。またツイッターやブログからは、緊急事態宣言解除以降も、その時々の感染者数などに応じて、その都度休業したり、営業スタイルを変更するなど、感染拡大防止に相当気を使って営業していることもわかる。
ところが25日、堀江氏はこの店主が経緯説明したブログをリツイートしながら、〈ここまで嘘の反論されたら俺もキレるよ。終始穏やかな口調で、俺マスクしながら丁寧に話してたよ。そして失礼な対応で追い出されたよ。ひどい店だな。害悪でしかない〉などと反論したのだ。
堀江氏は「嘘の反論」などと言っているが、両者の間で違いがあるのは「ホリエモン」と言ったか「堀江さん」と言ったか、などという口調や態度の問題くらい。店頭での大きな注意書き、また店員の口頭説明でも、「マスク着用出なければ入店できない」と繰り返し告知しているにもかかわらず、マスク未着用者のいた堀江氏一行が、入店しようとゴネたというトラブルの本質については、何の反論もできていない。堀江氏の最初の投稿から見ても、この点は明らかな事実ではないか。