『バイキング』拡大とともに坂上忍の政権批判封じ込め体制を強化
ようするに、フジが坂上のパワハラについて社内調査を行い、マスコミにリークしたのは、政権批判潰しのためだったのだ。しかし、坂上自身がパワハラ告発に徹底抗戦したため、この上層部や報道局による坂上おろしは頓挫してしまったのだという。
「そもそも、『バイキング』は坂上さんがメインMCを務めるようになってから視聴率が大幅にアップしており、切りづらい。しかも、坂上さんにことだから、下手に降板させると、メディアで反論されかねないという危惧もあった。それで、降板させることは断念したんです」
ただし、フジ上層部はそのまま放置したわけではなかった。それが、『グッディ』と統合し、枠を拡大させて『バイキングMORE』にする今回の改編だった。
「これはギャラの高い安藤優子を切るという意図もありますが、もうひとつはスタッフをニュースのあつかいになれている『グッディ』と入れ替えて、坂上の影響力をそぐという狙いがあるようです。他にも、報道局からもスタッフを投入して、政権批判を抑え込む体制をつくろうとしている」
そういう意味では、政権批判を潰したいフジと、それに抵抗する坂上の暗闘はこれからも続くということだろう。
本サイトは、坂上の報道やニュースの姿勢に全面的に賛同するつもりはないが、ことこの問題にかぎってだけは、坂上にぜひ突っ張り続けてもらいたい。
(林グンマ)
最終更新:2020.09.16 12:23