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厳しい取締りでさらに危ないドラッグが…半グレも逃げ出す危険ドラッグ業界の末期症状

 危険ドラッグ業者たちはすでに新しい商売の目星をつけはじめている。それが〈金インゴットの輸入による消費税のちょろまかし〉だ。インゴットとは、金を鋳型に流し込んで固めたもの。

〈金の値段は全世界どこでも一律だが、香港やシンガポール、オーストラリアなどで非課税で買い、日本の税関で申告せず、そのまま国内に持ち込む。国内の金取扱店で金を売ると、消費税分8%をプラスして買い上げてくれる。この8%が半グレたちの儲けなのだ〉

 実は、同書で証言しているPも、現在では香港などから1キロのインゴットを買って日本に運び込むという仕事をしている。危険ドラッグに比べると、かなり利ざやの薄い商売だが、結局、危険ドラッグはそれを商売にする半グレにとっても“危険”な存在になってしまったということだろう。
(高橋ユキ)

最終更新:2015.06.25 12:04

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