youtubeでも恋愛テクニックを語っていた渡部建だが…
連日、メディアが大騒ぎを繰り広げているアンジャッシュ・渡部建の不倫報道。普段はたかが不倫で犯罪者のように糾弾するのはおかしいと不倫バッシングに批判的な立場のリテラだが、今回の渡部は完全にアウトだろう。そもそも渡部のやったことは、たんなる不倫などというものではなく、性搾取あるいはハラスメントというべき事案だ。
「週刊文春」(文藝春秋)では複数の女性が渡部との関係について告白しているが、その中身がいずれもひどい。一方的に呼び出し、性行為が終わると短時間で解散するというものばかり。
たとえば、個人事務所に呼び出されたB子さんは「行為が終わった途端に私を帰したがるのです。私の脱いだ服を渡してきて、『はい、これ』って。シャワーすら浴びさせてもらえなかった。いつも15分ほどで追い出され、帰り際には『またね』って必ず一万円札一枚を渡してきました」と語っている。
さらに六本木ヒルズの「多目的トイレ」に何度も呼び出されたというB子さんは「エレベーターの前で落ち合って、トイレの鍵を閉めた瞬間、すぐにプレイが始まりました。(中略)キスから別れるまで三〜五分という物凄い早さです」と証言していた。
この「多目的トイレ」の利用も大いに問題だ。「多目的トイレ」は厳密にいえば「多機能トイレ」のことなのだが、これは車いす使用者、ストーマや人工膀胱の使用者、あるいは性的マイノリティなど普通のトイレの使用が困難な人、乳幼児や高齢者のオムツ替えなど介助が必要な人のためのトイレだ。電車の優先席などと違って、空いていればそれ以外の人も使用していいというようなものではない。男性用トイレ、女性用トイレに比べ、設置場所も設置数も圧倒的に少なく、目的外使用のために本来必要な人が使用できないという事例は以前から相次いでおり社会問題にもなっている。そんな場所を、性行為の場所に使うとは……。
いずれにしても、これ、渡部が一方的に、女性をお手軽で安上がりな“性のはけ口”として都合よく使っているだけで、不倫なんて呼べるものじゃない。女性の尊厳を著しく蹂躙するハラスメントや性搾取というべき事案だ。仮に渡部が独身だったとしても、許されない行為だろう。
実際、複数の女性が、「彼は私のことを“性のはけ口”くらいにしか思っていなかったんでしょうね。せめて一人の女性として扱って欲しかった」「デリヘル扱いされたことが本当に悔しかった」と“性のはけ口”として扱われたことに憤っている。
ところが信じられないことに、ネットでもテレビでも、渡部以上に、相手女性が激しいバッシングを受けているのだ。
「渡部も渡部だが、応じる女性も悪い」「結婚してると知ってて、近づいたのが悪い」「1回ならわかるけど、トイレとわかってて何回も行くのは女性もおかしい」「不倫のくせに、人として見て欲しかったとか図々しい」「佐々木希を傷つけた加害者のくせに、被害者ヅラするな」「同意の上で関係続けてたくせに」「マスコミにベラベラ喋るな」……。
ネットをみると、渡部の批判記事や芸人仲間のコメントを扱ったニュースでも、コメントのトップには「それよりも、相手の女性が問題だ」という趣旨の女性批判が寄せられ、多くの支持を集めている。