小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

田崎史郎が山田真貴子広報官辞職で菅政権を擁護しようと暴走!「入院は山田氏の判断」「7万円のうち3万円分しか食べてない」

田崎が「入院も辞職も山田氏の意思」発言に続き「山田氏は3万円分しか食べていない」

 田崎氏はなんと、山田氏が自分への風当たりが予想以上に強くなったため、自分の判断で入院したと解説したのだ。入院は普通、病状で医師が判断するものなのに、これでは、まるで山田氏自身が保身と批判逃れで勝手に入院したかような発言ではないか。

 このあと、番組では視聴者からの「田崎さんに質問です。山田真貴子氏の意思での入院ってどういうことですか? 偉い人は病院にも顔が効くということですか? 病院まだ逼迫しているんじゃなかったでしょうか?」という質問が取り上げられたのだが、これについても田崎氏は「たぶん、かかりつけの病院があるんだと思いますよ。2回手術されているんで、だからその関係もあって入院しやすかったんじゃないですかね」と、あくまで山田氏個人のコネ、判断であるとの主張を変えなかった。

 政権御用の田崎氏がこんなことを言い出すということは、官邸がすべてを山田氏の個人判断ということにしてしまうシナリオをつくり、それをもとに情報を流しているとしか思えない。

 実際、田崎氏は辞職についてもあくまで「山田氏の意思」だと強調していた。普通に考えれば、官僚や部下に対して強権性を剥き出しにし、自分の意のままに人事をコントロールしてきた菅首相が「山田氏の意思」を尊重するなんてありえない。実際、山田氏の「続投」を決めたのも、「山田氏が辞めたら、芋づる式に総務省の幹部全員を処分しないといけなくなる」(朝日新聞デジタル2月24日付)からだと言われていたし、ぶら下がり取材の態度を見ても菅首相は「続投」で押し通せると踏んでいたのは明らかだ。ところが逆ギレで自爆してしまったために、今度は「辞職させよう」と判断を変えたのだ。そんなことはミエミエなのに、田崎氏は「山田氏の意思だ」と繰り返したのである。

 さらに呆れたのが、山田氏の辞職がほかの接待を受けていた総務官僚の処遇に影響を与える可能性について問われた際、田崎氏が山田氏は“「あくまで病気で入院、退任」だから影響しない”と言い張ったことだ。前述したように一方ではそのあと、「風当たり強くなって本人の判断で入院した」と口にしたのに、何を言っているのか。

 しかし、田崎氏は菅首相や政権に対してだけではなく、当の山田氏についても、わけのわからない論理で擁護しようとしていた。それは、山田氏が受けた7万円超えの違法会食についてのコメントだ。

「僕が聞いている話では、僕はお店も知っているんですけども、行ったことはないですけども、東北新社のみなさんは4万数千円のコースを注文しているんですよ。ただ、山田真貴子さんはその段階で大きな病気をされたあとなんで、『私、そんなに食べられません』ていうんで、3万円しか食べていないんですね。(3万円)の分しか。で、お酒も口につけるだけ。ワインに。そういう状況だったんですね」
「(会食同席者5人で)割ったら(7万円超えに)そうなるんですけども、山田さんご自身の意識として、そんなに高いものになったとは知らなかった」

 なんと、田崎氏は“7万円超えの接待と言われているが、実際には山田氏は3万円分しか食べていない!”と主張しはじめたのである。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する