石田純一や手越祐也の会食を叩いたワイドショーが萩生田の芸者遊び会食には沈黙の理不尽
まったく松尾の指摘どおりだが、しかし、問題はもうひとつある。それは、この萩生田文科相の問題をワイドショーがどこも取り上げていない、ということだ。
一体これはどういうことなのか。たとえば、元NEWSの手越祐也が緊急事態宣言下で飲み会に参加していたときは、ジャニーズ事務所に弱腰のワイドショーやスポーツ紙もこぞって取り上げ、結果的にジャニーズ退所となった。既報のとおり、このときジャニーズ側が報道にOKを出していたと言われているが、ワイドショーでは「社会人として自覚が足りない」などと批判が巻き起こった。
手越だけではない。ほかにも石田純一もコロナから回復したあとに飲み会に参加していたとして、同じように猛バッシングを浴びていた。
それが現役の政治家、しかも教育行政を司る文科大臣が、菅首相が国民に「マスク会食」を呼びかけるなかでそれも無視し、芸者同伴で宴会をおこなっていたというのに、話題にさえしない──。為政者に対してこそ、いつも芸能人にするように、自宅や文科省で待ち伏せし、マイクを向け、「本当に適切と考えるのか」「『会食ではない』と言うのか」「本当に芸者同伴だと知らなかったのか」「不要不急じゃないという根拠は」と矢継ぎ早に追及をおこなうべきではないのか。
奇しくもいま、Twitter上では「#マスコミは芸能よりも巨悪を叩け」というハッシュタグが盛り上がりを見せているが、この萩生田文科相の問題も同じことが言えるだろう。
(編集部)
最終更新:2020.12.14 08:16