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小泉進次郎が「靖国参拝」したのは父親と同じ右派支持狙いの戦略か! 萩生田、衛藤ら極右の参拝よりも深刻な影響

萩生田光一文科相の議員会館事務所には教育勅語の大きな掛け軸

 文科大臣という教育や宗教を所管する立場にありながら、靖国参拝した萩生田光一文科相も、この衛藤・北方沖縄担当相に比肩する戦前回帰的なゴリゴリの極右だ。2014年10月にはBS番組で、河野談話について「もはや役割は終わった。骨抜きになっていけばいい」と発言するなど、歴史修正をむき出しにしてきた。

 性差別もひどい。萩生田氏は2007年に、男女平等を否定し、“女は家の中にいろ”という前時代的価値観を主張する日本会議の設立10周年大会にメッセージを送り、〈入会直後直面した、「行き過ぎたジェンダーフリー教育、過激な性教育」対策では日本会議の識者の先生方の後押しもいただき、党内でも問題を喚起し、ジェンダーの暴走をくい止め、正しい男女共同参画社会へと路線を変更する事ができました〉などと、連携を強調した。

 しかも、萩生田氏の最大の罪は、こうした戦前回帰極右思想を教育の現場に押し付けようとしてきたことだ。2013年、安倍首相の「(現行の教科書検定基準には)伝統、文化の尊重や愛国心、郷土愛について書き込んだ改正教育基本法の精神が生かされていない」という発言を受け、自民党の「教科書検定の在り方特別部会」の主査に就任したが、同部会は「自虐史観に立つなど、多くの教科書に問題となる記述がある」と教科書批判を展開。教科書会社の社長や編集責任者を呼び出し、〈南京事件や慰安婦問題、竹島などの領土問題、原発稼働の是非などに関する教科書の記述〉について聞き取りをおこない、「偏っている」と意見するなど、露骨な“圧力”行動に出たこともある。

 さらに象徴的なのが、前川喜平・元文科事務次官が改造前日に投稿したツイートだ。

〈やっぱり萩生田文部科学大臣か。ひどいことになるだろう。彼の議員会館の事務職には、教育勅語の大きな掛軸が掛けてあった。〉(原文ママ)

 そう。いまの安倍政権では、教育勅語を掲げ、終戦記念日に靖国神社を参拝する人物が文科大臣になっているのである。

 高市総務相も、2014年に第2次安倍改造内閣で総務相就任直後に、ネオナチ団体代表との写真を撮っていたことが発覚。また20年ほど前には「説得できない有権者は抹殺するべき」などと書かれたナチス礼賛本に推薦文を寄せたこともある。「先の戦争は侵略戦争ではなかった」「国会デモを取り締まれ」「福島原発事故で誰も死んでいない」などのウルトラタカ派発言を繰り出してきたし、放送を管轄する総務大臣という立場で「国の命令で電波を止めることもありうる」という、剥き出しの圧力発言を口にしている。

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