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辛坊治郎が「新宿区がコロナ感染者に10万円」をデマ攻撃!「東京都の感染者急増の原因」「ホストが10万円狙いで感染」

コロナ禍が襲った今も、辛坊治郎のような反知性的新自由主義者が跋扈する日本

 吉住区長の指摘はまさに正しい。見舞金を攻撃している新自由主義者やネトウヨは感染者を出した事業者名を公表しろ、感染防止に協力的でない業者に罰を与えろ、と叫んでいるが、そんなことでは感染は防止できない。

 きちんとした補償や隔離対策をして、業者が自発的に協力する状況を作らない限り、このコロナ感染は防げない。吉住区長は事態の本質をよくわかっているのだ。

 それに比べて、辛坊氏らの浅薄さはどうだろう。感染による生活苦を支援する見舞金をズルのように非難する。隔離のためにホテルに入れば、公金で贅沢していると罵る。そんなことをやって、感染拡大を防げると本気で考えているのだろうか。

 しかし、日本では、政治でもメディアでも、こういう底の浅い新自由主義的、反知性的な発言をする者ばかりが幅を利かすようになっているのが現実だ。しかも、連中はコロナ禍のいまもその姿勢を変えていない。

「新自由主義の申し子」といわれるあのイギリスのボリス・ジョンソン首相すら、今回のコロナ禍に際し「社会というものは存在する」と、サッチャー以来の社会福祉を切り捨てる緊縮財政・新自由主義路線を否定するような発言をしているのに、日本の新自由主義者たちは、あいもかわらず公共の概念が欠如した時代遅れの自己責任論をがなりたてているのである。この国の国民はこれからも、時代遅れの亡霊に生活を追い詰められ続けるのだろうか。

最終更新:2020.07.19 10:07

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