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昭恵枠、「明細書ない」の嘘、即位晩餐会発注…安倍首相「桜を見る会」疑惑が止まらない! 元検事の若狭勝は贈収賄の可能性指摘

安倍は「明細なし」、でもニューオータニもANAインターコンチも「明細書は発行する」

 つまり、ニューオータニにしてもANAインターコンチネンタルにしても、主催者に明細書は発行しており、かつ、ANAインターコンチネンタルにいたってはいまからでも再発行できるのである。安倍首相は「発行してもらっていない」とすっとぼける時間があるなら、いますぐに安倍後援会をとおして明細書をホテルに発行してもらい、国民に対し即急に開示すべきだ。

 だが、安倍首相がついた嘘はこれだけではない。ニューオータニが「1人あたり最低1万1000円以上」と述べている立食パーティの費用について、安倍首相は先週15日のぶら下がり取材で「参加者1人5000円という可否については、まさに大多数が当該ホテルの宿泊者である、という事情等を踏まえホテル側が設定した価格」と説明したが、これも嘘だったことが判明している。

 というのも、2015年の「前夜祭」はニューオータニの「鳳凰の間」で開催されたが、その年の「桜を見る会」ツアー参加者に配られた文書では、〈宿泊先ホテル(全日空ホテルもしくはホテルオークラ東京)〉と書かれており、この事実を報じた共同通信の記事では、ツアー参加者のひとりが「桜を見る会のツアーバスは計十台ほどで、オークラ発が二、三台、残りはANAだった」と証言しているのだ。

 つまり、安倍首相は「(参加者の)ほとんどの方が宿泊をされているというのが事実」「かなり多くの人数」だと強調し、「前夜祭」の費用5000円はそうした事情を「ホテルが勘案して決めた」と主張していたが、2015年の場合は、ツアー参加者の宿泊先は全日空ホテルかホテルオークラで、「前夜祭」が開かれたニューオータニではなかったのである。ちなみに、安倍首相は「大多数が当該ホテルの宿泊者だったから」という理由だけではなく、「例えば毎年使っているとか」と述べていたが、ニューオータニで「前夜祭」が開催されたのは、この2015年が最初だ。

 だが、自分がついた嘘が暴かれてしまった安倍首相は、きょうの本会議では、しれっとこんな言い訳をはじめたのだ。

「2015年は、当初、夕食(前夜祭)会場であり、かつ多くの参加者が宿泊することが予定されていたホテルにおいて、事務的な手違いにより、夕食会場が確保できないことが判明し、急遽別のホテルに夕食会場を変更したとの事情があったと聞いています。このため、2015年にかぎっては結果として大多数の宿泊先が夕食会場と同一ではなくなりましたが、ホテル側と相談をおこなった結果、提供するサービスの内容や参加者の規模等を勘案し、1人あたり5000円という価格設定になったと承知しております」

 ものの5日前には会費5000円の理由をドヤ顔で「大多数が宿泊したから」と言っていたのに、嘘がバレると「サービスの内容・参加者の規模等を勘案した結果」だと主張する──。呆れるほどの後出しジャンケンだが、今後はこれで通すつもりなのだろう。

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