宮迫契約解消の一方、手越はスルー(右・吉本興業HPより)
雨上がり決死隊・宮迫博之が芸能界引退を決断──。反社会勢力への闇営業問題で謹慎中の宮迫の進退について、本日、ワイドショーやスポーツ紙はこんなふうに一斉に報じ、大きな話題となっている。
「宮迫が重大な発表をおこなう」という報を昨日の夕方に「NEWSポストセブン」が配信していたように、昨日から何らかの発表があると見られていた。そして本日未明の3時にスポーツニッポンが「宮迫博之 引退申し出 吉本興業 契約解消の可能性も」と報道。その記事では、宮迫と吉本は面談をつづけてきたが、宮迫が「後輩たちをどうにか復帰させてほしい。僕は責任を取って引退します」と引退を申し出たとし、〈広がり続ける騒動にけじめをつけるために決断した〉と伝えた。
だが、このタイミングで「引退」報道が出てきたのは、本日発売の『FRIDAY』(講談社)の記事が問題になっていることは間違いない。『FRIDAY』は本日発売号で、「宮迫博之 半グレ金塊強奪犯と「ギャラ飲み」現場写真」と題する記事を掲載したのだ。
その内容は衝撃的なものだ。2016年7月8日、福岡市博多区のJR博多駅近く約7億6000万円相当もの金塊が強奪される事件が起こったが、事件から約3週間後の7月27日、金塊強奪の主犯格とされる野口和樹被告と宮迫が大阪・北新地のキャバクラで同席したというもの。そして『FRIDAY』には、その“証拠写真”ともいうべき、野口被告のグループ数人と宮迫の「記念写真」が掲載されたのだ。
しかも、この野口被告らのグループには「上半身にびっしり入れ墨が入っている半袖の男性が二人」いたというが、宮迫はそうした人物とも挨拶、さらにその場で同席していた男性から5〜10万円ほどのギャラ(謝礼)を受け取ったというのだ。
闇営業事件にかんし、未だ“反社会的勢力だとは知らなかった”と主張している宮迫だが、特殊詐欺グループにつづいて、今度は金塊強奪の主犯格とされる人物との写真が出てきたとなれば、さらに批判が高まることは必至。そこで吉本側は『FRIDAY』の発売と合わせて「宮迫が引退を申し出た」という情報をぶつけたのだ。
宮迫が引退するかどうかについて吉本はまだ正式には発表をおこなっていないが、今回の写真が“芸能界追放”級の衝撃度であることは間違いない。
だが、問題はここから。「福岡の金塊強盗事件犯との交遊」と聞いて、何かを思い出さないだろうか。そう、ジャニーズ事務所のNEWS・手越祐也の、あの写真の問題だ。
この金塊強奪事件はJR博多駅前という人目の多い場所で白昼堂々と巨額な金塊が盗まれたこと、さらにその手口が警察官を装ったものだったことなど大きな注目を浴びた。そして、発生から約1年後の2017年5月に7人の容疑者が逮捕されている。この際もテレビなどで大々的に報じられたのだが、当時、ネット上ではある一枚の写真が大きな注目を集めたのだ。
それは、この金塊強奪事件で、盗品と知りながら事件直後に金塊を換金したとして逮捕された容疑者のひとりがFacebookで公開していた写真。なんとそこには、手越と思われる人物が写っていたからだ。
2011年に撮影されたと思われるその写真を見ると、飲み屋(クラブ?)と思しき場所で、両隣をヒゲで恰幅のいいスーツ姿の男たちに囲まれて、舌を出しながらVサインをするイケメン茶髪の姿が。特徴的な大きな目、舌を出したイタズラっぽい表情、裏ピースの仕草……たしかに、これは手越本人のように見える。