活動休止を発表した嵐だが…
驚きのニュースが飛び込んできた。昨日27日夕方、嵐が2020年末をもって活動休止することが発表された。
ファンサイトで公開された動画で、リーダーの大野智は活動休止のきっかけについて、自らが切り出したとして、こう明かした。
「2017年6月中旬ごろに僕はメンバー4人に集まってもらい、自分の気持ち、思いを話しました。その内容は2020年をもって自分の嵐としての活動を終えたいと嵐20周年、そして2020年という区切りで一度嵐をたたみ5人それぞれの道を歩んでもいいのではないかと、また、勝手ではありますが一度、何事にも縛られず自由な生活がしてみたいと自分の思いを伝えました」
その後、5人で何度も話し合いを重ね、1人でも欠けたら嵐ではなくなるということで、活動休止という判断にいたったという。
気になるのは、「2017年6月中旬」という時期と「何事にも縛られず自由な生活をしたい」という言葉だろう。
2017年6月中旬のジャニーズといえば、SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾をめぐって大きな動きがあった時期。前年2016年末をもって解散したSMAPの稲垣、草なぎ、香取の3人がジャニーズ事務所を退所することが正式発表されたのがまさに、6月19日だった。
さらに、「何事にも縛られず自由な生活をしたい」という言葉。この言葉から想起せずにいられないのは、あのメッセージだろう。
〈逃げよう。自分を縛りつけるものから。ボーダーを超えよう。塗り替えていこう。自由と平和を愛し、武器は、アイデアと愛嬌。バカにされたっていい。心をこめて、心を打つ。さあ、風通しよくいこう。私たちは、新しい地図。〉
これは、2017年9月「新しい地図」がサイトを突如オープンさせたとき、公開された動画で発信したメッセージだ。
もちろん、大野がSMAPの3人を見て、退所を決意したという単純な話ではないだろうが、大野がある時期からジャニーズの強圧的なタレント支配を非常に嫌がっていたのは事実だ。
その最大の原因は、2015年の同棲報道をめぐる一件だろう。大野は2015年9月に「フライデー」(講談社)で一般女性との熱愛同棲を報じられた。通常ならジャニーズタレントの熱愛報道は週刊誌で報じられても、テレビやスポーツ紙に報じられることはなく、なかったことにされる。ところが、このときの大野の同棲報道は異例の展開を見せる。報道直後、宮城で開催されたコンサートの初日、報道陣に対して“謝罪会見”をさせられたのだ。
「僕の軽率な行動でファンの皆様を悲しい気持ちにさせてしまったことを反省し、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「友人の1人。同棲という事実は一切無く、お付き合いもしていません。もう会うことも一切ございません」
どんな不祥事を起こしたのかというほどの大野の仰々しい謝罪コメントが報じられたのだ。