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レコード大賞最高責任者がバーニング周防社長を実名告発…周防社長「自分の獲らせたい歌手に決めることができる」と

バーニング周防社長「レコード大賞は自分の獲らせたい歌手に決めることができる」

 そして、驚くべきは、こういった状況に対しての周防氏の認識である。叶氏はレコード大賞の常任実行委員になった2003年頃、周防氏と会食しながらレコード大賞について話す機会があったというが、そのなかで周防氏は「叶さん、この業界はちょっと悪いぐらいじゃないといけない」「レコード大賞は、新聞社十三人の過半数、つまり七人の記者を押さえておけば、自分の獲らせたい歌手に決めることができるんだよ」などと言い放ったという。

 レコード大賞の審査委員のほとんどはスポーツ紙記者や新聞記者、テレビ局の局員で占められている。たとえば、「優秀作品・新人賞委員」では、審査委員長の毎日新聞、副委員長の日刊スポーツを筆頭に、読売新聞、時事通信、産経新聞、東京中日スポーツ、報知新聞、東京スポーツ、MBS毎日放送、RKB毎日放送といった肩書きが並ぶ(第57回時点)。

 言うまでもなく、こういった大手メディアはバーニングタブーを抱えている子飼いの会社だが、それのみならず、バーニングは彼ら審査委員を接待漬けにして甘い蜜を吸わせることで、自らに有利な選考をするよう取り込んでいる。

 たとえば、「週刊新潮」(新潮社)では、レコード大賞の審査委員経験者や関係者が自分たちの受けた接待についてこのように証言している。

「高価な贈り物や商品権が届くこともあるし、受賞させたいと思われるタレントの曲や映像が入った高価なiPodが送られてきた人もいます。銀座や六本木のクラブでの接待や、有名店でのディナー攻めも多い。これだけご馳走になったら投票しないわけにはいかない、と思う人もいるし、審査員がそれを逆手に取って、投票するからネタをくれ、などと要求するケースも多いですね」(08年9月11日号)
「11月18日の第4回会合までには受賞作がほぼ確定する見込みですが、それまでは昼も夜もレコード会社や芸能事務所の宣伝担当者との会食が入っている。昼に鰻、夜にしゃぶしゃぶ、あるいは昼ステーキで夜は寿司。当然、酒も入る。そんな毎日ですから、胃腸も肝臓も最悪の状況ですよ」(11年11月17日号)
「J-POP系のあるレコード会社では、5人の宣伝部員が1人あたり300万円以上の予算を持ち、さらに制作部も動くので、レコ大関係の接待費は2000万円を下らないでしょう。同社の場合は、高級焼き鳥店などで食事をした後、六本木のクラブのVIPルームで女の子と飲むことが多いようですが、演歌系の大手事務所などは、一次会は1人3万円位するしゃぶしゃぶ屋で、二次会は銀座の高級クラブ……と、会社や事務所によって接待の流儀はそれぞれです」(同前)

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