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櫻井翔が“民間人校長”を演じる『先に生まれただけの僕』は維新的ネオリベ教育政策の礼賛か? 実態はセクハラ、万引き…不祥事だらけ

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日本テレビ『先に生まれただけの僕』番組サイトより


 嵐の櫻井翔主演のドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ)が今晩22時よりスタートする。

 このドラマのストーリーは、エリート商社マンだった櫻井演じる主人公が、経営不振の私立高校の校長として、その立て直しを命じられ赴任するというもの。櫻井の連ドラ主演は4年半ぶりということもあり注目が集まっているが、気になるのは“エリート商社マンが校長に”“経営不振の学校の立て直し”という物語設定だ。

 この設定、どこかで聞いたことがないだろうか。そう、当時の橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」がぶち上げた「教育基本条例」の目玉政策で、2012年度から開始した“民間人公募校長”制度だ。

 橋下氏が肝いりでスタートさせた外部の民間人材を登用する“民間人公募校長”制度だが、要はズブの素人をいきなり学校の最高責任者に据えるというもの。この“民間人公募校長”制度は、教育現場を大混乱に陥れただけでなく、トンデモない不祥事が相次いだ。

 本サイトではこのドラマの制作発表時に、セクハラ、万引き、経歴詐称、土下座強要など不祥事だらけだった現実の民間人校長たちの実態や、それらを引き起こした維新の新自由主義的教育改革について報じた。さらに、この櫻井主演のドラマ『先に生まれただけの僕』が、こうした問題だらけの民間人校長や維新の教育改革を美化するものになってしまうのではないかと指摘した。
 
 維新は今回の総選挙でも、「教育の無償化」を掲げ、松井一郎府知事は「民間でできるところは民間に任せ、財源をつくった」などと大阪での“功績”を自慢げに演説しているが、はたしてその新自由主義教育政策の実態は自慢できるようなものなのか。ましてや、櫻井翔主演でドラマにするようなものなのか。

 以下に再録するので、あらためて一読いただきたい。
(編集部)

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