香取慎吾は『スマステ』でも同様の発言、「終了は本人の希望」の情報操作に抵抗
同じことはやはり香取がMCを務めるテレビ朝日の『SmaSTATION!!』でも起きている。退所報道後の6月24日の放送、屋上でのオープニングで香取が「16年目の『スマステ』、今夜もですね、今までどおりに、いつも以上にがんばります!」と笑顔でガッツポーズをしてみせたのだ。また、SMAP解散発表直後の『スマステ』でも、香取はゲストの東山紀之に対してわざわざ「3度目も来てください」と、今後も番組を続けたいという意思を表していたが、これらの発言も『スマステ』終了の動きに抵抗したものと受け止められている。
「『スマステ』は独立発表前の段階で日刊スポーツが終了と報道していましたし、4日のテレビ朝日の定例会見でも、亀山(慶二)専務が『まだ決まっていませんので、お答えできません』と突き放すように答えている。終了がかなり濃厚になっています」(前出・スポーツ紙・テレビ担当記者)
また、香取がこうした発言を繰り返している背景にはもうひとつ、ジャニーズ事務所の情報操作に抵抗するという意味合いもあるという。
ジャニーズ事務所はこの間、表向きのソフトな姿勢とは裏腹に、テレビ各局に対して、3人の番組を終了させるよう激しいプレッシャーをかけてきたという。しかも、独立騒動のときのようなファンの猛抗議を避けるため、「事務所は継続を認めたが、本人たちの希望で終了」という情報操作を行ってきた。
とくに、SMAP解散の原因としてスケープゴートにもされていた香取については『スマステ』について「香取がやる気を失っている」という情報をしきりにリークし、週刊誌やスポーツ紙に、香取の意志で『スマステ』が終了するかのような記事を書かせてきた。
香取としては、『おじゃMAP!!』や『スマステ』が「終了」になっても、それは自分の希望ではない、ということをどうしても表明しておきたかったというのもあるはずだ。
香取の心境を考えると、なんともやるせない気持ちになるが、こういう状況におかれているのは、香取だけではない。稲垣吾郎の『ゴロウ・デラックス』(TBS)も打ち切りが濃厚で、5日のTBSの定例社長会見でも存続について質問が出たが、編成担当の佐野英樹取締役は「まだ決まっていることはありません。10月改編につきましては、然るべき時に発表する」としかコメントしなかった。