ところが、そんな彼が今回の「PICT-UP」2インタビューでは、前述のように自己責任論を連発。闇金被害者のことを「クズ」と呼んで、こう突き放すようになってしまった。
「クズはクズ、とことん追い込む。追い込まれても機転を利かせて切り替えたら、復活できるわけですよ」
この変化はどう考えても、「憑依型役者」の山田が長年シリーズが続いていくうちに丑嶋馨的な思考に乗っ取られてしまったとしか思えない。山田ファンとしては、次は「大逆事件」の幸徳秋水役でも演じて、この間違った勝ち組思考から脱却してほしいと願わずにはいられない。
(新田 樹)
最終更新:2017.11.12 02:12