だから、野党の議員たちよ。あらゆる手を尽くし、やれることは全部やるのだ。そしてメディアのバッシングを恐れず、牛歩を実行しろ。ピケもやれ。大いにやれ。それはあなたたちがいまやれる、唯一の仕事だ。
前述した『スミス都へ行く』では、マスコミは有力議員の言いなりになってスミス議員を猛バッシングするが、そんな逆境のなかでもスミスは23時間ものフィリバスターに挑む。声が枯れ、ボロボロになり、その上、偽物の抗議文書を大量に突きつけられるスミス。それでも、彼は議会の真ん中でこう声を上げる。
「あきらめません。これしきの事で。僕はここに立って闘い続けてみせる。嘘の山に囲まれても!」
もうすでに「結局、何やっても可決されるんだし」というような諦めモードの議員もいるだろう。だが、市民は諦めていない。地方公聴会の会場となった新横浜では、強行採決に反対する人たちがシットインで抵抗した。警官に蹴られても引き倒されても、反対の意志をしっかり表現するために、この政治に対して懸命に抗った。次は、あなたたちの番だ。
わたしたちは見ている。どこまでやるのか、本気で止めたいと思っているのか、野党の態度をしっかり見ている。そのことを忘れないでほしい。
(エンジョウトオル)
最終更新:2015.09.16 08:26