だからこそ、ガルトゥング博士は来日を決意し、このように安倍首相に疑問を投げかける。
「日本はアメリカに依存しており、これでは平和に貢献することはできない。私が話すことができるのは、もし日本がアメリカに依存しない独立した(independent)国になったときにできることです」(東大新聞オンライン、8月22日付)
「私は、日本がこう主張するのを夢見てやまない。『欠点もあるが憲法9条を守っていく』『憲法9条が当たり前の世の中にしよう』『軍隊は持たず、外国の攻撃に備えることもない』『そして核兵器は持たない』と」(朝日新聞、8月19日付)
ちなみにガルトゥング博士は、安倍首相との面会は叶わなかったものの、昭恵夫人と対談を行ったらしい。前述した関根氏のFacebookの投稿によれば、〈ガルトゥング博士からはたっぷりと平和学における「積極的平和」をお伝えする時間がありました〉という。
ここはぜひ、アッキーから安倍首相に「積極的平和主義って言葉、意味と使い方が間違ってるよ!」と指摘してくれればいいのだが……。
(水井多賀子)
最終更新:2015.08.24 07:04