「まずひとつに特定の芸能事務所の力があまりに強大になったことがあります。ダウンタウン浜田の場合はそれが顕著ですね。グラドル愛人の吉川の所属事務所K-pointは吉本興業と業務提携している配下の事務所ですから、吉本の威光に逆らえるはずはありません」(芸能関係者)
かつてはこうした売名スキャンダルを女性タレントやAV嬢サイドの事務所が仕掛けたこともあったというが、現在ではグラドルやAV嬢が所属する小さな事務所は業務提携に関わらず、スキャンダルやトラブルをおそれ、大手に逆らえない構造があるという。
そしてもうひとつがグラドルの大量増殖だ。
「以前に比べグラビアアイドルと称するタレントは星の数ほど存在します。今はグラドルになりたいと希望して面接さえすれば、ほとんどが事務所に所属できます。そして事務所に所属さえすればグラドルと名乗れるんです。でもその実態は仕事はほとんどなく、グラドルだけでは生活できない。実際、Hey! Say! JUMP高木と熱愛を報じられた原も六本木のクラブでバイトをしていましたしね。ホステルやキャバ嬢のバイトをしながら、業界の有力者の愛人になったりして生活費を稼いでいる。さらにあわよく有名芸能人と付き合えば仕事と金とステイタスを一挙に得ることができると思ってしまうのでしょう」(前同)
そのため多くの著名人が“お手軽な”グラドルとの熱愛をキャッチされることにもなるのだが、しかしかつてより強固となった芸能界の力学、利権構造の前では、愛人グラドルたちは売名行為など許されるはずもなく、大手事務所の影響力を恐れた弱小所属事務所の意向によって引退を余儀なくされていくらしい。
グラドルの悲惨な実態は本サイトでも既報のとおりだが、芸能事務所の力関係の格差。そしてグラドルが増殖したことによって、いつでも替えが効く存在になってしまったことが簡単に引退させてしまう理由なのだ。
「持てる者だけがどんどん強くなる社会」。社会全体で見られるこの傾向は芸能界でもまったく同じらしい。
(林グンマ)
最終更新:2014.10.01 12:43