しかも、こうしたディズニーランドのホスピタリティ本が出れば出るほど、その内容が現実のディズニーリゾートにフィードバックされ、現場はさらに過酷になっていく。キャスト同士でホスピタリティを競うようになり、本を読んだゲストたちもキャストへの無茶ぶりやクレームが激しくなる。
現場のアルバイトにとっては迷惑きわまりないディズニーホスピタリティ本だが、その執筆者たちについて気になることがある。今回、二十数冊の本を読んだが、執筆者のほとんどがなぜか「元」正社員、すでに退職・独立している人ばかりなのだ。もしかしたら、ディズニーリゾート、オリエンタルランドという会社はバイトだけじゃなく、正社員や管理職にとってもかなり居心地が悪い職場なのかもしれない。
(松井克明)
【検証!ブラックディズニーの恐怖シリーズはこちらから→(第1弾)(第2弾)(第3弾)】
最終更新:2014.11.17 12:10