ある大手プロのマネージャーがその手口を明かす。
「別れさせるといいますが、火のないところに煙を立てるようなことはしませんよ。二人の仲がいいときに事務所がそういうリークをすると、結びつきが深まって逆効果になる。ただ、二人の間に実際に隙間風が吹き始めたら、それはまあ……。マスコミに相手のマイナス情報を書かせれば、タレントの側はやっぱりそんな人間だったのかと不信感を持ち始めるし、相手は事務所と一体になって俺を攻撃し始めたと疑心暗鬼になりますから。最後に残っていた信頼関係が断ち切られて、引き返せないところまでいってしまうというのはあるかもしれない」
おそらく、今回の米倉の離婚報道もしかり、だろう。そして今後、上戸の妊娠が重なったことで報道はさらにヒートアップし、また夫が必要以上に悪者に仕立てられていくはずだ。
結婚、離婚、出産といった人生の大切な節目までが、ビジネス上の思惑でいとも簡単に操作されてしまう──。こうして見ると、芸能人は事務所にとって人間じゃなく、ただの商品としてしか扱われていないことが本当によくわかるというものだ。
(時田章広)
最終更新:2017.12.23 06:59