茂木敏充・幹事長、細田博之・前衆院議長のセクハラ疑惑 セクハラ被害者を攻撃した麻生太郎、下村博文
パンツ泥棒が疑惑発覚後も大臣をつづけ、党の重要ポストを任される──。自民党のも異常性が、ここにはっきりと表れているだろう。
さらに、高木氏と同じ安倍派5人衆である西村康稔・前経産相についても、西村氏の私設秘書から経産相の政務秘書官に抜擢した女性を昨年11月のアメリカ外遊時にコネクティングルームに宿泊させていたと昨年末に「週刊文春」が報道。しかし、もっと問題なのは、2013年に同誌が報じた “ベトナム4P買春”疑惑だろう。
記事によると、西村氏は2012年7月にベトナムを訪問した際、ベトナム・ホーチミン近くにあるカラオケクラブで別料金を払い、店に在籍する7人の女性とハノイの5つ星ホテルのスイートルームへ。そのうち3人を選び、一緒にシャワーを浴び、マッサージをしてもらい、セックスをしたというのだ。相手をした女性は「週刊文春」にこんな内容の告白をしている。
「私たち三人は部屋にあった大きなソファーに寝そべった彼をマッサージしてあげた。頭や胴体、足をそれぞれね。それからベッドルームでセックスしたわ。とにかくニシムラはジェントルマンだった。最後は私たち三人にチップもくれたのよ。三人あわせて六百ドルに満たないくらいだった」
もちろん、ベトナムでも買春は違法行為だ。本人はホテルに女性を連れ帰ったことを否定したが、「週刊文春」は複数の女性に話を聞いており、確度はかなり高いと見られる。
しかも、この疑惑を追っていた記者に対し、西村氏の私設秘書を名乗り、過去に恐喝未遂容疑で逮捕されたことのある人物が「記事を書けば恥をかくのはお前たちだ」と何度も〈恫喝めいた電話〉をかけてきたとも報道。恫喝によって記事を潰そうとしたのが事実ならば、二重の意味で問題だろう。