「未成年と知らなかった」のに処分されたSnowManリーダー・岩本照
たとえば今年3月、「SnowMan」リーダー・岩本照が未成年者との“ラブホテル”での合コン飲酒を「フライデー」(講談社)に報じられた際は、岩本を芸能活動自粛処分に。それまで数々の不祥事を引き起こしながら“お咎めなし”で守り続けてきた手越祐也についても、緊急事態宣言中に飲酒をしていたことが発覚すると、ジャニーズ事務所は「日本全国の皆様が感染拡大の防止を最優先事項としてあらゆる代償を払いながら外出や活動を自粛されている中での出来事であり、世の中の状況や自身の置かれている立場に対する自覚と責任に著しく欠けておりました」として謝罪、「すべての芸能活動の自粛もやむを得ないものと判断するに至りました」と発表した。
「強硬路線でスキャンダルを封じ込めてきたメリー喜多川副社長が一線から身を引いたことで、組織に少しだけ情報公開やコンプライアンスの意識が出てきていた。しかし、決定的だったのは滝沢秀明が副社長に就任したこと。滝沢は体育会気質で、タレントの私生活についても厳しい管理体制を敷き、不祥事は容赦しないという姿勢を打ち出した」(ジャニーズ関係者)
この流れからすると、今回の山下はもちろん、亀梨も芸能活動自粛は確実のはずだ。SnowMan岩本の未成年者との飲酒は3年前の話、手越は緊急事態宣言中に飲み会に参加しただけ。それで2人は芸能活動を全面自粛させられたのだから、コロナ感染が再拡大するさなかの7月下旬に未成年の女子高生のいる場所で酒を飲んでいた亀梨、さらにその後、女子高生をホテルに招くという「青少年の健全な育成に関する条例」に違反する可能性のある行為をおこなった山下は、それ以上の厳しい処分が課せられると考えるのが普通だ。
ところが、上述のとおり、今回はジャニーズ事務所が処分する気配がまったくなかった。
ジャニーズ事務所のコメントでは、「両名において未成年者と飲酒したという認識も一切ありません」と未成年者だと知らなかったことを強調している。本当に知らなかったのかという問題もあるが、仮に未成年と知らなかったのだとしても、お咎めなしはおかしいだろう。
上述のSnowMan岩本の際もやはりジャニーズ事務所は「未成年であることを知らなかった」と主張していたし、また2018年にNEWS小山慶一郎と加藤シゲアキがやはり未成年との飲酒が報じられた際も「参加者の中に未成年者が含まれているとは認識しておりませんでした」としていたが、そのうえで処分・活動自粛となっている。