百田尚樹「安倍総理は私がメールすると、すぐに返事をくれるのに、今回は来ない」
というか、そもそも、安倍官邸や自民党から仕事や謝礼をもらっていたということなら、百田センセイだって例外ではないだろう。実際、百田センセイは例の「沖縄2紙は潰さなあかん」発言をした自民党文化懇話会はじめ、政府がらみのさまざまな会合に参加しているし、安倍首相とも頻繁に会食をし、著書までいっしょに出版しているのだ。1円も金を受け取っていないのだろうか。
実際、今回、百田が政権批判をエスカレートさせているのも、額面通りには受け取れない。というのも、『Hanada』4月号の対談では百田氏はやはりコロナ対応をめぐる政府批判をしているのだが、「安倍総理は、私がメールするとたいがいすぐに返事を返してくれるのですが、今回は返事が来ませんでした。」と嫌味を言っていたからだ。案外、少し苦言を呈したら安倍首相に無視されたので、すねたというだけかもしれない。
しかも、百田氏ら極右連中が安倍政権を批判しているのは、中国人の入国禁止や渡航制限という排外政策をとれということだけ。新型コロナウイルスのことを、百田氏が「中国肺炎」、櫻井氏が「武漢ウイルス」と呼ぶなど、その差別性や排外思想という意味では相変わらず大差ない。
いずれにしても、今回の新型コロナ問題は、極右安倍応援団の酷さ、倫理性の欠如を浮き彫りにしたことだけは間違いない。
(編集部)
最終更新:2020.02.25 10:04