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ワイドナショー「女子高生はいま韓国で生きている」発言が炎上! 韓国カルチャーを解説した女子高生を攻撃するネトウヨの異常

コスメ、KPOP、小説…日本の若者の韓国カルチャーへの熱狂は事実だ

 韓国カルチャーが女子高生の間で流行っているということを当事者の立場から説明しただけの17歳の女子高生に対して、こんな罵詈雑言を書き連ねるネトウヨのグロテスクな心根には相変わらず寒気がする。

 しかも、白本の発言は、バラエティとして面白くなるために多少盛った表現をしたものの、まぎれもない事実なのだ。

 いちばんわかりやすい例が女性ファッション誌の中身だ。女性ファッション誌では安価で質のいい韓国コスメの紹介コーナーが完全に定着している。

 たとえば、韓国の女性アイドルグループ・Red Velvetを表紙に起用した「Ray」2019年5月号(主婦の友社)は、表紙のキャッチコピーからして「「きれい」を磨く〈美容天国〉へようこそ! 韓国には可愛い❤がつまってる」というもの。

 そしてページを開くと、韓国でのコスメやメイクのトレンドについてはもちろん、「超可愛い」といった意味の「チョルギ」や、「みんなの注目を集めるイケてる人」を意味する「インサ」といった韓国で流行りの若者言葉が普通にハングル表記付きで記されていた。メディアがごり押ししているわけではなく、実際にいま、街中でもテレビでもSNSでも、一般人・芸能人問わず、韓国メイクの女性は非常に多い。

 日本における韓国カルチャーの定着はファッションだけではない。チーズハットグやチーズタッカルビなどの韓国グルメは完全に根付いた。また、韓国で社会現象を起こしたドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』が日本でもヒットするなど韓流ドラマも根強い人気を保っている。

 さらに、ここ最近ブームの兆しを見せているのが、韓国文学、特に女性作家による作品群だ。韓国社会における女性差別を告発した小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)は日本においても大きな共感を集めて8万部を超える異例の大ヒットを記録。「韓国・フェミニズム・日本」と題して韓国文学を特集した「文藝」(河出書房新社)秋期号は7月5日の発売から数日で売り切れ店が続出。アマゾンでも手に入らないすさまじい売上が話題となっている。

 そして、韓国カルチャーの盛り上がりを牽引するのは、やはりK-POPだろう。7月3日に発売されたBTSの日本での10枚目のシングル「Lights/Boy With Luv」は、62万ポイントを獲得しオリコン週間ランキングで1位を獲得。この  作品は欧米など世界中から注文があったため出荷枚数は100万枚を越えた。日本において外国人歌手のシングルが100万枚以上出荷されたのは、1995年のセリーヌ・ディオン以来とも報じられている。BTSは現在ワールドツアーの一環として行われる日本公演の真っ最中だが、先週行われた大阪公演、今週行われる静岡公演はともに5万人以上のキャパを要するスタジアムでのコンサートにも関わらず、チケットは即完してプレミアチケットとなっている。

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